習慣化される思考(アダルトチルドレン) | Cherish a feeling

習慣化される思考(アダルトチルドレン)

機能不全家族に育ったアダルトチルドレンの
思考の傾向として、次のようなものがあげられています。

自分らしさ、自分のペース、自分のための人生を
取り戻すための参考になれば、と思います。
これらの思考は、自分が弱いから、ダメな人間だから、
そうなったのではなく、子ども時代を生き抜くための手段
と身につけたものであり、簡単ではないとしても、
思考の傾向を変更することはいつからでも可能であり、
誰もが本来生まれながらにその力を持っているのだと
私は信じています。


先取り不安と時間感覚の障害

まだ起っていない“悪い未来”への不安に縛られてしまう。
また「自分の将来に待っているのは悪い未来ばかり」としか思えない。


見捨てられ不安

“良い子”の自分でいないと、好きな人から嫌われてしまうし、
もう他の誰からも愛してもらえないと思う。


マインド・リーディング

相手の言動や表情から「自分はイヤがられている」
「私がこの人を不快にさせてしまった」などの
“悪い答え”ばかりを引き出してしまう読心術。


承認欲求と愛されたい願望

「認められたい」「愛されたい」という
他者への過度の欲求で、自分自身が混乱してしまう。


テスティング

相手を困らせたり不快がらせる言動をわざとして、
自分への愛情度を測る「試し行動」。


親密感と距離感の問題

他者との関係が、くっつき過ぎか離れ過ぎかの
どちらかになってしまい、互いにとっての
適度な距離感が実感できないし、維持できない。


対人恐怖

むしろ相手との関係が親密になってゆく過程で出て来る問題で、
表面的な関係では極度な対人緊張として感じる。


自他の境界線の問題

他者の感情や行動上の問題に、自ら巻き込まれてしまう。
また逆に自分の 感情や行動へ相手を巻き込んでしまう。


白黒思考

「誰からも愛されている」か
「誰からも嫌われている」か、
そのいずれかだけというように、
自分の中にいつも二者択一の選択肢しかない。


完璧主義

白黒思考と似たオール・オア・ナッシング的な考え方で、
「全ての準備」 や「成功への約束」が整わないと、
“何もしない完璧主義者”になり易い。


パワーゲーム思考

人間関係を「優・劣」「上・下」「勝ち・負け」
の尺度で見てしまう。しかも多くの場合、
自分が「劣」「下」「負け」側になっている。


自己主張の問題

嫌なことを「イヤ」と相手に言えなかったり、
正当な欲求や要求を「自分のわがまま」だと
思い込んでしまい、言葉にして伝えることが出来ない。


責任感の問題

「この場をつまらなくさせているのは自分が居るからだ」
など、過剰で不要な責任を感じてしまう反面、
果たす必要がある責任を放棄してしまう。


自分の感覚や感情への不確実感

「嫌だ」「好きだ」と感じた自分の感覚や、怒りなどの自分の感情に、
「そう感じた通りで正しい」という実感が持ちにくい。


怒りの感情と、その表現の仕方(伝え方)の問題

淋しさの感情とその感情との“つきあい方”の問題

問題自体の否認やコントロール欲求の強さ

                    -Wikipediaより引用-


生き辛さを感じる時、
自分自身の物事の捉え方や考え方が
更に自分を生き辛くさせてしまうことがあります。
刷り込まれた思考を新しく塗り替える作業の
第一歩が、思考傾向に気づくことかもしれませんね。