小さい今のうちからプロ意識を育てる | 個人起業家向け☆“小さな世界のスペシャリスト”のためのブランドづくり

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フリーランスや起業家のための、“ファンをつくるブランドづくり”に役立つ情報をお届けします。
難しい起業戦略やマーケティングなど肩肘を張る内容よりも、効果的で実践しやすい、魅力プロデュース戦略で自分らしい生き方やセルフブランディング情報をお伝えします。

こんにちは^^


個人で活躍する個人起業家の方、

これから起業を目指す方のための

最初のブランディングをサポートしている

魅力プロデューサーのみなみなおこですコスモス


新生活の4月。

新入社員の研修も、会社それぞれですね。

先日、テレビを見ていたら、

ある自転車メーカーの新人研修のはじめに

「サイクルレース」が特集されていました。

たしか100km耐久レースです。


社長はこう言いました。


「自転車を売るのに、なぜここにブレーキが必要で

なぜこの部品がこの位置についているのか、

自分で乗らないと分からないし、

人に勧めたりできるわけないんです。


これを恒例にしたら、格段に説得力が増すという

結果がでました」


自分の売ろうとしている商品を、購入しなさい。

とか、メーカー割引があるから買いなさい。

他社品は買うな。


というメーカーはまだまだあると思います。


でも、それを社員に強制するだけでは

社員の「プロ意識」は育たないんだと思います。

こうして社長自ら、会社側がその理念を押し付けるのではなく

「楽しいイベント」としてシェアする。


そんな時代がきてるなぁと思います。


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車メーカーのHONDAが

クルマと同じ発想で建てた「HONDA青山ビル」を

ご存知ですか?

窓を大きく引っ込め、バルコニーがついているのはなぜか?


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(ラジオCMより抜粋)

東京都港区、青山通りの青山一丁目の交差点。

この南西の角に建つのが、本田技研の本社がある「Honda青山ビル」です。
地上17階の各フロアの窓には、幅約1.5mのバルコニーを巡らせてあります。

もし、大地震で窓ガラスが割れ、地上にでも落下したら…
そんな危険な事態が起きた時、割れ落ちたガラスの受け皿になり、地上の歩行者の安全を
確保するのが、このバルコニーなのです。

ビルの角を丸くし、ビル自体を奥へひっこめ、クルマを運転される皆さんが交差点を
よく見通せるようにと設計してあります。
緊急災害時の蓄えとして、約一万食の食料と飲み水なども常備しています。


“安全は生産に優先する”。
これは、Hondaがめざすクルマづくりの基本理念です。
ビルづくりにも、この考えを活かしたため、人に優しい“安全度の高いビル”になりました。
 “企業は決して地域住民の方々に迷惑をかけてはならない”。
この人間尊重を安全の観点から考えた、私たちのひとつの回答です。


http://www.honda.co.jp/ImHONDA/contents/5_kuruma.html


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当時、会社がここまで大きくなる前から、

創始者の本田宗一郎さんは、あらゆる場面で

「意味づけ」をしていたんですね。


いま、起業したてだからここまでしかできない。

やらない。


そうではなくて、起業したてでも

他人から見たらスペシャリストはスペシャリストです。


手作りのパンフレットであろうと、

無料ブログであろうと

手作りの名刺であろうと

イベントであろうと


なぜそのデザインなのか?

なぜその色なのか?

なぜそのメッセージなのか?


誰も見ていなくたって

誰も関心を寄せていなくたって、

そこに「プロ意識」が入ってるかどうかで

それからの出会いやチャンスは明らかに変わってきます。


お金をかけて箱をつくろうと言ってるのではありません。

たくさんのことをどれだけやったかではなく

どれだけひとつひとつ心や想いを込められるか。


そのひとつひとつが、あとから絶対響いてきます。


自分の在り方も変わってくる。

周りの目線も変わってくる。


そのひとつひとつの積み重ねが、ブランドを大きくしていきます。


いくらノウハウを得て、実践したところで

いくらお金をかけて、販促したところで

そこに、「思想」や「らしさ」がなければ、

人の心には残らないと思うのです。


そして何より、自分の中のプロ意識は育たない。


私は起業する前に

「魅力プロデューサー」という肩書きを自分でつけました。


ただつけた。

それだけかもしれませんが、これから初めて出逢う人にとっては

そういう職業の人。

という印象を持たれて当然です。

だからこそ、その名に恥じない言動を意識しようと思いました。


はじめだからと臆することなく、恥ずかしがることなく

その道のプロフェッショナルとして行動することで

出逢う人からの評価も、見え方も確実に変わりました。

そして、何より自分で「責任」をもつようになりました。


そうやって、日々進化しつづけると、

振り返ればブランドができているのだと思います。

振り返ったときに、ブレのない、カッコイイブランドがそこにあるんだと思いますキラキラ


今は、ちっぽけな自分でも

あなたが描いているプロフェッショナルはどんな人ですか?

その人だったらどう行動するでしょうか?


そんなことを意識しながら、目の前の仕事を全力でやる。

そうすれば気づくと「自分ブランド」はできていると私は思い

日々を過ごしています。

きっと5年後も、10年後もこのスタンスは変えないけど

そのとき振り返ったときの「自分ブランド」を楽しみに進化していきたいと思います。



黄色い花 きょうのブランドの種まき 黄色い花


起業したてだし、

まだ誰も見てないし、

関心なんてよせてくれてないし、


だからこんなもんでいいか。


どこかそう思っているとしたら、

思い出してみよう。


ヒルトンさんの名言

「ベルボーイがホテル王になったのではなく

ホテル王がベルボーイから始めたのです」


本田さんにしても、ヒルトンさんにしても、

成功している人は、みな「今」の自分の捉え方が違う。


誰も見ていないうちから

「どう在りたいか」を

ちゃんと見据えて行動するのと、しないのとでは

結果が明らかに変わることを、知っておこう。


プロ意識をもつのに、資格なんていらない。

今日から、今からだってできること。


人生の中で、何かひとつでもプロフェッショナルなことが

あるって、カッコイイなと思うのです。


だから、今目の前の仕事をプロとしてこなす。

心をこめて、想いをこめて

その積み重ねを大切に過ごしてみよう。