総持寺2

総持寺祖院 。。。奥能登の古刹。

ちょうど1ヶ月ほど前のこと、夜中にみていたドキュメンタリー番組で
この総持寺と能登の暮らしを取り上げたものが放送されていました。

禅宗ゆえの日常は若い修行僧をたくましく美しく気高く感じさせました。

もし、能登に行くことがあれば、総持寺に行きたいと願ったひととき。

こんなに早く、来てしまうとは思いもしなかった。

春の芽吹きを促す雨は静かに大気を清めつつ
すべての緑を透明な光にくるみます。

雨の中を走り抜けて山門。
回廊の前で木造の美しさにみとれ、
拝観料を払わないまま、本殿まで来てしまいました。
総持寺1

総持寺

奥にそびえる瓦屋根のこう配が威厳を感じさせます。
写真ではとても小さく見えるのだけど、大きくそびえる奥の院です。
雨の平日、他に観光客もなく、夕方の読経が聞こえています。
まるで大合唱をライブハウスの外でこっそり聞いているような気分。

瓦を寄進して欲しいという案内を見つけて
一枚に家内安全を託しました。
ここで、日々、読経に包まれる黒い瓦のわずか一枚にでも
思いを残せることはどんなお土産物よりも素敵なことだと思いました。

。。。逆方向から受付所に入り、瓦の申し込み書と拝観料をお渡しして
駆け足ながらも総持寺祖院の壮麗な空気に触れてきました。