読み聞かせの少しの時間に何かを感じてもらえたかな?


本を読むだけじゃなくて、その周りの景色も一緒に紹介しようと心がけた今年度。

プログラムとしてはまだまだ練り込めそうな気がしました。

今回は最後だということと、『ヒバクシャ』や『六ヶ所村ラプソディー』のエッセンスを
お話と無理なく繋いでみたくて、ジェイクにその役割を託しました。



リッキーニノミヤ, 葉 祥明
空気はだれのもの?―ジェイクのメッセージ

この本にはオゾン層の破壊につながる人間の活動を見直して~という
空気さんが登場します。
CO2の削減が叫ばれる世界状況は教室のお子達も良く知っていました。



さて、Co2の削減のためにはどうするの?

日本ではそのためには原子力発電。。だということだけど、
それにはどんなリスクがあるのか。。。

リスクというのは過去のチェルノブイリの経験やアメリカの核廃棄物処理施設を
抱えるハンフォードの人達のことを知ることかもしれない。。

鎌仲 ひとみ
ヒバクシャ
出版されてホヤホヤの『ヒバクシャ』の中から
ジャガイモを作っている農家の兄弟の話をピックアップしてみた。

ここでは、その内容にはあえて触れないでおきます~~
知りたいヒトは映画ヒバクシャを御覧になるか、
↑の本を是非、読んでみてくださいね。


ドキュメンタリー映画
ヒバクシャ~世界の終わりに
ちょっと、重い事実が沢山てんこ盛りだけど。。



教室では、チェルノブイリを知ってた子が4人くらい。
それから、六ヶ所村を知ってた子が1人いました。

半減期という途方もない年月のことや
人間の体が一日にどれくらい被曝しても大丈夫といわれていて
原子力の施設で働く人達はその何倍もの許容量の元に働いていること

今よりも、もっと豊かに暮らすということと
身の危険を顧みずに働く人達の存在

空には放射性物質が少しずつで続けること

そんなことを大急ぎで話ました。

そして、最後の野菜のお土産は
原木栽培の椎茸をもっていきました。

「椎茸の美味しさって、木の味なんだよ~~」

普通に売られている椎茸のほとんどは菌床栽培です。
おがくずみたいな木の粉に殺菌剤や栄養を入れて育てます。

『ドンコじゃん!!』
先生は嬉しそう。。。

「これ、生ですから。。干してないよ」

『うわぁ~、ほんと!』


。。。。。でも、先生は陽の当たる場所で干し椎茸にしようとしているらしい。。

どうしても、『ドンコ』が良かったんですね。

楽しい一年間でした。
どうもありがとうございました!!