その505:ソライロカザリドリ(Spangled Cotinga)
その地域や地域を代表する鳥、あるいはグループというのがいます。
例えば、中国ではキジ類やガビチョウ、ダルマエナガ。マレーシアではサイチョウ類。(異論はあると思いますが、あくまで一例ということでご容赦下さいませ。)
では、南米を代表する鳥と言えば、何でしょうか?
私は、この鳥が含まれるグループだと思っています。
これはソライロカザリドリ Spangled Cotinga。目の覚めるようなブルーとは、正にこの鳥の体色を言うのではないでしょうか?
Cotingaの仲間は中南米に全部で100種ほどいます。かの有名なイワドリCock-of-the-rockやカサドリUmbrellabird等、「世界の野鳥図鑑」系の本には必ず登場する種が含まれるグループ、と言えば、想像がつきますでしょうか。
このソライロカザリドリは、アマゾン全域に広く分布する種ですが、何処でも数は多くないようです。
先日紹介したナナイロフウキンチョウやムラサキミツドリと一緒にこの鳥が登場した時の興奮、皆さまにもお分かりいただけるかと思います。
ブログにアップするために、この鳥の画像を加工していると、改めて凄い場所へ行ったのだなあという実感が、ふつふつと沸いて出たのでした。