
6月2日未明、池袋の某呑屋で、大学生たちとケンカし、こんな顔になってしまった。
私から殴り、けっこう当たったような(何人かに)。
6月8日七曲りの部屋にてボスY撮影。ボスYの神経性胃炎はようやく快方に向かってきたようだ。
私の顔は、来週のイベントまでに治るだろうか。
また、その日、ボスYの素顔が会場で晒されます。
「The SHELVES(ザ・シェルビス)シングル小説発売記念トークライブ」
6月18日(木)、新大久保の「ネイキッド・ロフト」にて、The SHELVISのファースト・シングル小説発売記念トークライブを催します。
●開場18時30分/開演19時30分
●予約¥1,300/当日¥1,500(+飲食代)
予約は電話03-3205-1556(17時~24時)
[出演]
●The SHELVISメンバー
●末井昭(著書『自殺』が講談社エッセイ賞受賞)
●頭脳警察 のPANTA(遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙』に出演)
●MCは、モダン・フリークス主幹、福田光睦
[内容]
●1部は、The SHELVESのメンバーによる、シングル小説出版までの苦労話。
つまり、メンバーによる曽根 賢(PISSKEN)のデタラメぶりを糾弾する40分。
※間に「シングル小説PV」を初公開!
●2部は、曽根の元上司の末井昭氏と、曽根のトークライブ50分。
氏の講談社エッセイ賞を受賞した『自殺』についてを中心に、やはり曽根のデタラメぶりを語ってもらう。
●3部は、曽根が以前に編んでいた雑誌『BURST』の1号目より、「暴走対談」のホストをつとめてもらった頭脳警察のPANTAと、曽根のトークライブ50分。
秋に公開される映画『沈黙』撮影秘話を語ってもらう。
※最後に、PANTAが1曲、生で歌ってくれます!

シギー吉田撮影。シギーは現在、股関節炎で入院中。シギー、焦らず、しっかり治してな。
[同時中継]
●モダン・フリークスの「進捗ナイト」の番外編として、トークライブ全てが[ニコ生動画]にて同時発信されます。
●同様に、[ロフト・ラジオ]にて同時中継されます。
[ザ・シェルビスのファースト・シングル小説PVについて]
「シングル小説なんだから、PVつくろうよ」
と言ってくれたのは「王様」こと村藤 治だった。
王様はデザイナー(『BURST』『TATTOO BURST』『BURST HIGH』の表紙、ギターウルフのジャケット・デザイン等)であり、また、ガレージパンク・バンド「テキサコ・レザーマン」のギタリストである。
現在、ユーチューブにアップされているテキサコのPVも、王様が作ったという。
5月某夜、この七曲りの6畳間に、王様が録音&撮影機材を運んだ。
録音なんてテレコでだとばかり思っていたが、もの凄い物量である(王様自らがタクシーで運んできた)。
王様のパートナーである「マユボン」が、その夜も酒の肴を作ってきてくれた。
大きなマイクがセットされ、その前に私とマユボンが並ぶ。
が、マユボンが「シラフだとやっぱり恥ずかしい。お酒買いに行こう」と 立ち上がった。
もちろん同感である。
マユボンと2人で、コンビニへ焼酎を買いに行く。そのお金もマユボンが払う。
しばらく呑んでから録音開始。
今回のシングル小説のA面『八重桜』の男女のセリフを、私とマユボンで口にする。
どうしたって、気分は声優だ。
マユボンは滑舌もよく、声が可愛い。
私もテイクを重ねるごとに、図に乗ってきた。
ヘッドホンをした王様が、「うん、グルーブがある」と言ってくれる。
時間にして4分ちょっとを、5テイク録音した。
不思議と2人とも、一度もセリフを噛まなかった。
その後、部屋の白壁をバックに、小津安二郎調に「ロー・アングル」で、畳に座るマユボンの姿を撮影する。
私はパンツ一丁で、脚だけ出演。
ノースリーブのワンピースを着たマユボンは「エロ」かった。
後は王様に「丸投げ」である。
王様はもちろん、テキサコのベースのアッコさんも音で参加してくれるらしい。
(アッコさんは「ガレージパンク界の壇蜜」と呼ばれている)
そのPVは、18日のイベントで初公開する。
その後は、ユーチューブにアップします。
乞うご期待!
6月5日(金)鬼子母神は快晴。
鏡を見ると、ゾッとする。
ガランとした6畳に孤独死した、男の3日目の形相である。
煙草を20本、テーブルの上に並べ置き(※ 残りの本数がわかるように)、惜しみ惜しみ吸いながら、水出しのお茶を飲み、相も変わらず、畳に寝転びながら1日中読書。
●『花田清輝批評集 骨を斬らせて肉を斬る』(忘羊社)
●正宗白鳥『白鳥随筆』坪内祐三・選(講談社文芸文庫)
●小沼丹『福壽草』(みすず書房)
『福壽草』の本文ページの文字組の美しさに、衝撃を受ける。
いつの日にか、作品集を編めるときがきたら、この本文デザインにしたいと強く思う。
もちろん、文字組が美しいのは、デザイン以前に、小沼丹の文章がタイポグラフィとして美しいのだが。
ひたいに濡れタオルを乗せ、0時消灯。
眼をつぶり、ここ3週間の通り、「月が7日後に地球へ落ちてくる」ことを想定する。
どこで?
誰と死ぬか?
7日間、何をして暮らすか?
どうシミュレートしても、毎夜同じことしか思いつかない。
「この部屋で。ひとりで。酒を呑みながら本を読む」
考えているうちに、すっと、眠ってしまう。
寝付きの悪い人はお試しあれ。
が、ただし、人によっては悪夢を見るかもしれない。
私の場合は、いっとう最初の夢にオフクロの「富ちゃん」が出てきて、不意に私へこう白状した。
「お母さんね、同性愛者なの」
「えっ、うそ?」
驚いて眼が覚めた。
ふ~む。
フロイトの夢判断をあおいでみたい。
井伏鱒二の弟子の小沼丹(おぬまたん)によると、ある時期井伏は酔うと、「俺の青春はあと3日しかない」というのが口癖だったという。その時期は、今の私の年頃らしい。
私は欲張って、「俺の青春はあと7日しかない」と、明日も眼をつぶることにしよう。
これから17日まで、なるたけ毎日、ブログをアップします。
シングル小説と、イベントよろしくお願いします。
P.S.
以下の作品を買ってくれる方、また、仕事をくれる方、メール下さい。
●「詩作品」(手書きした原稿用紙を額装したもの――10,000円)
※宅配便着払い
●原稿と編集&コピーライトの仕事。
(個人誌やグループの冊子も受けつけます。アドバイス程度なら、酒と5,000円ほどで)
●pissken420@gmail.com
[シングル小説『The SHELVES』ジャケット]

●価格1,600円(税込み)ネットショップの場合、送料込み・代引き手数料込みです。

●7インチレコードと同じように、ビニール、2つ折りのジャケット(右)、スリーブ(左)、そしてレコードの代わりに冊子(中央)が入っている。

●200部限定で、表2に曽根 賢の署名と、50パターンの「一言」(つまり4人ずつ言葉が違う)が入っている。
●本作の購入先、ネットショッピングのURLは以下の通り。
URL:http://budroll.buyshop.jp
※以下は、The SHELVISのメンバーである横戸茂のパブリシティ用の文面である。
謹啓
時下、ご清栄のこととお慶び申し上げます。
突然お手紙を差し上げますご無礼を何卒お許しください。
さて、私ども「SHELVIS」(シェルビス)では、このたび自主制作で、作家・曽根賢(『BURST』元編集長)の『短編作品集 第1巻』を7インチレコードのスタイルで上梓する運びとなりました。
つきましては、ご多忙のことと存じ上げますが、同封いたしました作品をご高覧いただき、御誌におきましてご紹介賜りたくお願い申し上げます。
【「THE SHELVIS」とは?】
曽根賢のコンセプトによるロックバンドに見立てた出版編集集団で、特に深い意味はなく、曽根の友人と賛同者によって2014年春に結成が準備される。2015年3月に現メンバーに落ち着き、メンバーは作家・曽根賢を筆頭に、元編集者の横戸茂、デザイナーの柚木公徳、販売&マネージメントを行う高橋実香苗、スタッフのヤマシタルミコの5人となる。バンド(出版編集集団)名の「SHELVIS」とは造語であり、元々は「棚上げする」という意味で「SHELVES」と綴っていたが、発音を「シェルビス」としたいがために造語を作成した。
中心人物の曽根は90年代後半から雑誌『BURST』で極めて先鋭的な人物、事象、アートとがっぷり四つに組んで誌面を作ってきた戦闘的編集長として知られるが、実は文藝愛好者であり、自らも文藝に筆を染め、作家としても幾度か注目されてきた。その結実したものが野間文芸新人賞候補作にも挙がった『BURST DAYS』(河出書房新社刊/2000年)であり、雑誌『群像』に掲載された「桜の膳」、雑誌『文藝』に掲載された「ウィトゲンシュタインの結界」(河出書房新社/2009年)である。
曽根賢6年ぶりの発表となる自主制作の本作。極めて寡作な作家、あるいは陽の当たらない作家とともに賭けに出た「SHELVIS」。精一杯の今の姿である。
【作品概要】
7インチレコードのスタイルでの発表は、曽根賢が若き日にバンドを結成し、インディーズで7インチレコードを出したかったという積年の夢に起因する。今回、7インチシングルと小説の短編作品が近い位置にあるのでなはないかということからこのスタイルを採用した。
さて、A面「八重桜」は、散文詩的な雰囲気をまとった作。平凡な日常のなかに「魔」の領域を垣間見る男と女が描かれる。その文体とリズムから登場人物に生気が感じられず、幻の世界のモノローグのように読むことも、映画の脚本のように読むこともできるだろう。妖しく咲き誇る八重桜と不気味な鴉の群れ、川で息絶えようとする巨大な鯉、そして無邪気な小学生たちが立ち現われ、いずれ破綻するであろう男と女の道行を暗示させている。
B面「熱海にて」は、旅先で恋人同士である男と女の出口の見えない倦怠的会話から始まり、その終着点である別れの瞬間を「女の肌が変わった」という、女の肌の質感、肉感で悟る男の姿が描かれる。ここに女の冷酷なエロス、魔性を、そして女に引きずられていくしかない男の姿を読み取ることができる。これは作者の体験的な作品といえるのかもしれない。
いずれも曽根賢、彫心鏤骨の作である。
作者/曽根賢
タイトル/曽根 賢 短編作品集 第一巻
収録作品/ A面:八重桜 B面:熱海にて
発行所/BUDROLL(バドロール)
発行部数/限定500部
価格/1600円(税込) ※通販時の送料込み
販売方法/ネットによる通販をメインに、いくつか店舗での販売を予定。
(曽根注・販売店はほぼ決っている。5月中にこのブログで発表します)
【連絡先】
高橋実香苗
メール budroll2015@gmail.com
何卒よろしくお願い致します
頓首
THE SHELVIS一同