「フキとタケノコの鶏そぼろ煮」とか
津波で、まるで木の葉のように流される車と家
原子炉の爆発に計画停電
首都圏の交通網の大混乱
そして、日を追うごとに増えていく犠牲者の数
これが夢の中の出来事だったらいいのに
まるで現実味がない
映画のワンシーンを見ているようでもある
でも、これが紛れもない現実
そんな数多い絶望の中にも、わずかでも希望を見いだせないか
「今、もし、向こうの山に虹が出たら奇蹟が起る。白い虹でなく、五彩の虹が出たら」
(『黒い雨』井伏鱒二)
せめて、被災地だけにでも「五彩の虹」が出てくれたらなと思います
奇跡を起こすために
フキとタケノコの鶏そぼろ煮
(材料)
フキ・・・3本
タケノコ(水煮)・・・1パック
ニンジン・・・1本
鶏のひき肉・・・150g
生姜・・・一かけ
梅干・・・1個
煮汁
出し汁・・・1.5カップ
砂糖・・・大2
薄口醤油・・・大2
酒・・・大2
(手順)
1.フキは塩を入れたたっぷりのお湯で下茹でしたら、水で冷やして、長さ4~5cmぐらいの長さに切る。
2.タケノコは短冊切りに、ニンジンは皮を剥いて厚さ1cmの斜め切りにする。
3.鍋に油を熱して、鶏のひき肉と千切りにした生姜を炒める。
4.ひき肉の色が変わってパラパラになったら、2のタケノコとニンジンを加える。
5.煮汁を加えて、落し蓋をしたら、強火で煮立たせ、弱火で15分煮込む。
6.1のフキを加えて、ひと煮立ちさせたら、水溶き片栗粉を加えてトロミをつける。
7.お椀に盛りつけて、種を取り除いて刻んだ梅干を添えて出来上がり。
明日を無事に迎えられること、これだけが貴重なんですよね