最近考え直したこと・・今は極楽のようにいい時代になったんだ!
嘆かわしい時代になったものだ・・・と、ここ10年くらいずっとそう思っていた。おれたちはいい時代に成人したなあと思っていた。そして昭和のあの頃のようになればなあとも思った。
しかし、最近それを考え直している。
今はとてもいい時代なんじゃねえかと。
考え直したキッカケは、大分前になるが以前我輩がこのブログにおいてセクハラ問題とかですぐ訴訟に発展する今の時代を嘆いたときに、我輩の友人が「今はいい時代だと思いますよ」とコメントしてくれたこと。
その瞬間は「まあ君にとってはいいのかもしんないけどおれはやだね」くらいに感じたんだけど・・・理解はしないけど尊重はしようみたいな上から目線で(≧▽≦)・・・、しかしそれがずっと引っかかっていた。
そして時々そのことについて考えた。
今はひょっとしたいい時代なんじゃないか?
ふとそう思うようになった。
例えば・・・
悪は必ず裁かれる。たとえ一国の元首であろうと大企業であろうと良くないことをすると国民の多くからブーイングされ、社会問題となって事実上も社会的にもしっかり制裁を受ける。誰もが満足のいくような懲罰に至らずとも昭和中期に比較すればうやむやになる感じが大分なくなった。
女性が尊重され、権利が守られている。もちろんまだまだ足りないと女性たちは思っているだろうけど、昭和中期よりは格段にレベルアップしている。
難病に苦しむ人を保護している。これも完全ではないけど、昭和中期に比べるとかなり改善されているはずだ。
環境問題。我輩の持論ではもはや手遅れであり、ワリバシをやめようがレジ袋を廃止しようが屁くらいの役にしか立たないとバカにしてみているが・・・そんなことより商品の流通や販売におけるパッケージの問題にメスを入れないとゴミなんか減りはしない・・・、しかし無意識に色々と環境を破壊してきたことを改めようという考え方は正しいと思う。
もう手遅れだけど、100年で滅ぶところが120年くらいに長らえることができるかもしれないから無意味ではないと思う。
タバコの問題。我輩は死ぬその日までタバコはやめない。だけどみんながやめようとすることはいいことだと思う。それはギャンブルをやめるとかアナルセックスをやめるとかと同じで、なにか害の伴う嗜好を改める権利だ。ギャンブルは負けてしまうことがあり、生活破綻に至る原因の一つだし、アナルセックスは肛門弛緩の原因になり、老後に垂れ流し婆さんになる。
例えば路上で喫煙していて、それを見て迷惑そうな顔をする女。なんてバカなんだろうと思う。外でタバコのケムリを間接てきにちらっと吸うより、ずっと吸い続けている排気ガスの方がずっとカラダに悪いってんだよキャハハハハ(≧▽≦)//☆_パンパン(__)ノ彡_☆バンバン!!
しかし、それをよくないものとして良い方向に行こうとする傾向は否定しない。ヒステリックなのが鼻につくけど、タバコが嫌な人の権利を守っている。タバコが好きな人の権利という意味では不当だけど(≧▽≦)カタテオチ
とまあ、いくらでも並べることはできるが、よおおく考えるといい時代になったんだよ。
明治大正はとてもいい時代でしたといっても、それはノスタルジックにいい点ばかり思い出すからであり、政治の批判はできなかったし女性や弱者にとっては非情な面があったことだろう。歴史に汚点を残さないよう処理されてはいるが、もっと本当はとんでもない悪事、陰謀、隠蔽だってあったのかもしれない。
今はとてもいい時代なんだ!
これは断言しよう。
ただ、せっかくいい時代になったのに人間の質か下がっているんだ。
せっかく弱者のために用意された温かみのある政策を平気で悪用する人間が多過ぎる。だから悪用されないために余分なエネルギーを注がないとならないし、そのために本当に困っている人のもとに救済が届くまで時間がかかったりときに届かなかったりする。
便利になると人間の機能が低下するように・・・例えばクルマばっかり乗っていると脚力が低下するし計算機で計算していると計算能力が低下する。パソコンのワープロばっかり使ってると漢字を読めても書けなくなるというように・・・、時代が優しくなると人間がアホになるということなのではないだろうか。
甘やかして育てたガキが糞みたいな人間になるように、時代が甘やかした結果の人間がアホになってしまった。
時代というものには人間も勿論含まれているが、まずは人間の質はおいておいて、受身としての時代というものを見た場合の話になりますけどね。
明治大正昭和初期の人格レベルの人間たちが今の時代に生きていたら本当のパラダイスなのではないか。
そう、時代が悪いんじゃなくて人間が悪いんだ。人間の高潔さが失われてきたんだ。本当は情けないほど最低なレベルの人間のくせに「私は普通なんだ」と思っている人が多過ぎるんだ。
時代が悪いのではも誰かが悪いのでもない。
自分が悪いんだ!
とまず気付くべきなのだ。
そう、一番悪いのは我輩なのである。
本当にみなさん、いつもごめんなさい。