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北朝鮮の話題を書きたい所なんですが、教育系としては見逃せないニュースが飛び込んできたので、私はこちらを。

北朝鮮の問題は、お詳しい方がたくさんいらっしゃるので、お任せします。

小中社会科、「鎖国」消える…次期学習指導要領

さ・・・鎖国が消える！！？

小学校でも、中学校でも、江戸時代は鎖国していたって習ってたんですけどね。

消えてしまうとなると、なんだか寂しい気が・・・。

こうやって、歴史の教科書は時代と共に移り変わるんですね。

以前も書きましたが、歴史の教科書に真実が書いてあるなんて思わない方が良いという、分かりやすい証拠でしょう。理系なら常識です。

まず、受験生に直接タメになる話を。

最近の高校日本史では、「鎖国」という言葉は出てきますが、鎖国していたとは習いません。

むしろ、積極的に貿易していたと習います。

「４つの口」と言って、

長崎で中国（明⇒清）やオランダと

対馬で朝鮮と

薩摩藩では琉球と

松前藩では蝦夷地と

それぞれ、貿易していたと習いますね。

（琉球や蝦夷地は、日本ではなかったというニュアンスがポイントです）

鎖国という言葉については、本の名前として登場します。　←ここテストに出ます！

詳しく言うと、ドイツ人医師のケンペルが書いた「日本誌」という本があるんですが、１８０１年に志筑忠雄という長崎通詞が訳本を出します。その訳本の付録の名前が「鎖国論」と言うんですね。

この時、初めて「鎖国」という言葉が登場するらしいです。

※この話は、さっきのリンク先のニュースにも簡単に登場しますね。

と、このように鎖国は、一昔前よりも大分影を潜めていました。

実際、貿易していなかったのって、ヨーロッパの国（もっと言うとカトリックの国）だけですからね。鎖国という言葉があるほうが不適切かもしれません。。。

しかし、見逃せない記述がありました。冒頭のニュースのリンクを辿ると、

中学歴史でも史料に忠実に、「聖徳太子」を「厩戸王（うまやどのおう）」に変える。
と書いてあります。

なんと、聖徳太子不在説に乗っ取った教科書になるとのこと。

史料に忠実にって・・・

もっと他に忠実になるべき所があるだろ！と思わざるを得ませんが、これも色んなオトナの事情に従ってるんでしょうね。

聖徳太子不在説というのは、聖徳太子はいなかったけど、厩戸王（うまやどのおう）は存在していたという学説です。

「聖徳太子」というのは、死後に功績を称えられて付けられた名前だと聞いた事があるので、それが根拠なのかもしれませんが、こんなこと気にする必要なんかないだろ！と思いますね。

だって、歴史上の人物って、本名ではなくてペンネームとか通名の方が有名で、教科書にもそう載っている場合もありますもの。

明治時代に偉人なんて、結構名前が適当ですからね。

日本の歴史学会って、日本の歴史の権威を貶めるために存在しているんではないかと思うくらい、偏っているなんて話も聞いたことがあります。

少なくとも、去年僕が受験日本史を勉強していた際は、そういう視点で勉強していた方が理解しやすかったです。

こういう所も、折を見て解説していきたい所ではありますが、中々時間がなくて出来ません。

ご要望があれば、受験日本史の歴史観についてのシリーズでも書こうかしら。

【〆の一言】

日本史では天皇は悪者ですが、古文では天皇は素晴らしい人。ギャップに戸惑う受験生もいるでしょうね。

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「鎖国」も「聖徳太子」も教科書から消える！！何が真実か分からない「日本史」