二十四の瞳 (角川文庫)/角川書店
¥340
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みなさんこんばんは!
先日読んだ『エーミールと探偵たち』の感想データが消えて
すっかりブログが滞っておりました、管理人です。
面白かったのにな……。感想消えた……。
 
さて、気を取り直して、本日の本は
壺井栄『二十四の瞳』です。
これ去年の夏にドラマ化されてたんですね。見ればよかった。
 
瀬戸内海の寒村に新しく赴任してきた大石先生は、
村特有の排他的な境遇にも負けずに徐々に生徒の心をつかんでいきます。
しかし貧困と忍び寄る戦争の足音は
12人の生徒たちの運命をもてあそび散り散りに引き裂いていきます。
 
以下感想
 
経済格差は学力格差。
近年よく聞く言葉なんですが、これは何も今に始まったこと
ではないんですね。この時代からずっとそうだった。
 
学校の時間外で子供を就学させる金額
(塾や英会話、習い事等)に比例して
学力が高くなっていく、という関係があるそうです。
 
しかし、今新たな問題になっているのが
学力格差から生まれる学習意欲格差だという話を聞きました。
作品に出てきた子供たちはどの子も(得意分野の差こそあれ)
学習意欲が今の子たちよりも高いですよね。
それは学をつければ稼げるようになるという希望があったから。
 
でも今の不況ですと、家が貧しくて、人一倍苦労して
やっと大学に入れても就職にありつけるかどうかはわからない。
という不安もありますし、学習する意義を見出せないのが現状ですよね。
管理人も休職中なんでわかりますよ……ほんと、痛いほど。
 
そのためには管理人のような大人が勤勉な姿勢を持ち続けて、
それを見せていくしかないのだろうなと思います。
私が神様とあがめているブロガーの五十嵐麻理さんなんですが、
彼女は本当に勉強家で、努力すれば結果に結びつくんだ
結びつかなければ努力が足りないんだ、という言葉を
体現しておられます。
 
自分はそこまではなれないかもしれないけれど、
もっと勉強をせねばな、と思います。
あれ、本の感想関係ないなこれ。