前回は、「鎖の強度とダイエットの関係」でした。
http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10564841713.html


鎖の強度は、最ももろい部分の強さで決まります。
ダイエットを精神力で頑張ろうとするとき、おいしそうなものを見たり、食べたりしていて、脳が激しく興奮してしまっているときに、どれだけ耐えられるのかということが問われてしまいます。


だから、食欲・本能と戦うというような無謀なことはせずに、苦しくないダイエットをするようにして欲しいと思っています。



今回は、「最高に幸せな食べ方とは?」です。


あなたは、「最高に幸せな食べ方、最も快感のレベルが高くなる食べ方」
とはどういう食べ方だと思いますか?


好きな人たちといっしょにわいわいおしゃべりしながら食べるとか、そういう食べる状況とかは、関係ありません。


肉体的、心理的にどういう状態で食べると、最も快感が高まるでしょうか?
ということです。


ちょっと真剣に考えてみてくださいね。




ふつうならば、こういう答えになるのではないでしょうか。

おなかがすきまくった状態から食べ始めると、食べ物がすごくおいしく感じるので、それが最高に幸せな食べ方となるのではないか、と。


たしかに、空腹状態のときに食べると、とてもおいしく感じるので、かなり幸せな食べ方だろうと思います。
しかし、食べるときの快感のレベルは高くても、そこに至るまでにかなりの苦痛を感じることになります。
そのため、トータルとして考えてみると、「最高に幸せな食べ方」と私が思っている食べ方と比べると、かなり劣ってしまいます。


「最高に幸せな食べ方、最も快感が強くなる食べ方」とは、「食べてはいけない」と意志の力で必死に頑張りながら、欲望に負けて、食べてしまうという食べ方です。


この食べ方をすると、強烈な快感が得られるのです。


なぜかというと、~してはいけないと強く思っていればいるほど、それをしているときに、脳は激しく興奮することになり、強烈な快感を感じることになるのです。
興奮レベルが高ければ高いほど、ドーパミンなどの快感ホルモンも大量に分泌されることになるからです。


それをしてはいけないと強く思っているからこそ、快感は強烈なものとなり、おさえがきかなくなってしまうのです。

背徳感が強いと、禁断の快楽となってしまうということです禁止



そういうわけで、「やせるためには、絶対にたくさん食べてはいけない。何があっても、絶対にたくさん食べてはいけない。」と強く思っていればいるほど、たくさん食べてしまったときの快感は強烈なものになってしまいます。


もちろん、そのあとに猛烈な後悔と自己嫌悪が襲ってくるので、あとのことも考えると、最高に幸せな食べ方とは言いにくいかもしれません。
でも、快感レベルが最も高い食べ方であるのは、間違いないでしょう。


そして、たくさん食べてしまった自分が情けなくて、悔しくて、「今度こそ、何があってもたくさん食べないようにする」とより強く決心して、頑張るのですが、より必死になっている分、余計に快感度が高まってしまい、どうにもならなくなってしまうのです。


この快感と自己嫌悪の波がどんどん大きくなっていき、抜け出そうとすればするほど、抜け出せなくなり、依存症となってしまいます波


このメカニズムを知れば知るほど、アリ地獄のように感じます。

必死に頑張れば頑張るほど、はまっていってしまうなんて、怖すぎです叫び



「絶対にたくさん食べてはいけない」、とひたすら頑張っているにもかかわらず、なぜかたくさん食べてしまって、自分が情けないと感じている人も多いと思います。


でも、そんなふうになってしまうのも無理はなかったのだということが、わかってもらえると思います。


してはいけないと強く思っているから、それをしてしまうときの快感が強烈になって、その快感にはまってしまっているだけなのです。


冷静になって考えてみると、理屈は複雑ではなく、むしろとても単純だと思いませんか?


過食行為も、してはいけないと強く思っているからこそ、過食してしまったときの快感レベルが強烈に高くなってしまうのです。


少なくとも、このメカニズムだけは、しっかりと理解しておいてくださいね。



あなたは、意思の強さの問題だと思っていませんでしたか?


意思が強ければ強いほど、快感レベルが強烈になって、困ったことになってしまう可能性が高くなります。


意志の強さの問題ではなく、「絶対にたくさん食べてはいけないんだ」と強く思いすぎていることが問題なのだと思います。



こうやって、理屈がわかってみると、あれもこれも、だからそうなのかということがたくさん思い浮かぶと思います。



こういうふうに、その仕組み(からくり)が理解できるようになってくると、「決してたくさん食べ過ぎてはいけません」、「よく噛んで、腹八分目を心がけなければいけません。」、「つねに健康的な食事を心がけなくてはいけません」という、いわゆる「正しいダイエットの指導」というものに関して、どのように感じますか?


たしかにそうなのかもしれないけれど、そんなふうに強く思えば思うほど、たくさん食べてしまったときの快感レベルは高くなって、そのいけないことにはまってしまう可能性は高くななってしまいます。


人間の心はとても複雑です。


人間の心の複雑さを軽視した発想から生まれた指導は、どれだけ世界中の人が信じているものであったとしても、残念ながら、あなたの力にはなってくれません。
むしろ、より強い苦しみを生み出してしまうだろうと思います。


「たくさん食べてはいけない」と思って頑張るのではなく、本当に空腹であるならば、しっかりと食べるべきなのだ、と考える方が、結果的にダイエットにも望ましいのです。


そして、極端な快感の問題に加えて、「たくさん食べてはいけない」と思えば思うほど、食べ物や食べることばかり考えてしまうようになるという心理面の問題もあります。

詳しくは、「頑張るダイエットがうまくいくかどうかのテスト」で。

http://ameblo.jp/pink-diet/entry-10545469728.html


あなたは、この「最も快感の強くなる食べ方(最も幸せを強く感じる食べ方)」をしていませんか?


これにはまってしまって、なんとかしようと頑張れば頑張るほど、ますますはまってしまいます。


あせって必死に頑張ろうとするのではなく、状況を理解することが大切です。


頑張る方向が間違っていたら、修正しないと、頑張れば頑張るほど、ますます状況が悪くなってしまいますからね。


そういうわけで、食べ方や、考え方の現在の状況を確認してみてくださいね。



それから、テレビ番組のダイエットの話に関してです。

見た人もおられると思いますが、水曜日の「ザ・ベストハウス123」で、夫婦の愛の力によって、2人の合計で288キロもの激やせに成功したアメリカ人夫婦の話です。


夫のアンディーと妻のマギーは、ウェイ・ダウンダイエットという方法で、1年半ほどで大幅な減量に成功しました。


ウェイダウンダイエットのやり方

・食べることへの執着心を下げるようにする。
 (そのためには、頑張らないことが大切。)
・カロリー摂取量の計算をやめる。
・ダイエット用の低脂肪食をやめる。
・本当に空腹感を感じたら、体が欲しがるものをゆっくりと食べる。
 脂っこいものでも、甘いものでも、好きなものを食べてもよい。 
・ただし、食べる量を減らす。
・ときどき散歩する程度で、特別な運動は必要ない。


体の感覚にうまく従って、無理せず自然にやせることができるので、とても理想的なダイエット方法に思えます。


ところが、このウェイダウンダイエットというダイエット方法の効果が強烈な本当の理由は、熱狂的な信仰心から得られる幸福感によって、食べることから得られる幸福感がそれほど必要ではなくなるからなのです。


たくさん食べる喜びが不足する分を、熱狂的な信仰心から得られる幸福感で補っているというわけです。


テレビでは、熱狂的な信仰心について触れにくいので、愛の力でというふうにぼかしていたのです。


その本質は、あまりにも極端すぎる方法ですが、
「体の信号にうまく従うこと」+「幸福感をうまく補給すること」
の両方を満たしてはいるので、うまくやせられるというわけなのです。


本物の空腹感とにせものの空腹感を見分けることを大切にしていたり、心の面を大切にしていたり、学ぶべき点はたしかに多いと思います。


ダイエットは主に心の問題であるということが、わかりやすい事例ではないかと思います。
(テレビでは、肝心なところはスルーしてましたが・・・)



P.S.


無料モニターに、たくさんの方の申し込みをいただき、ありがとうございました。
一応は、ここで締め切りとさせていただきたいと思います。


深い悩みをかかえておられる方が多くて、ダイエットは心の問題であることをあらためて強く感じています。
何とか力になれるように、アドバイスなどでも頑張りたいと思っています。


ダイエットが成功した場合は健康雑誌の簡単なインタビュー(電話であることが多いです。仮名でもよいようですし、写真もなしでよいようです。謝礼もけっこうあります。)に答えてくれるモニターの方の募集は引き続き行っています。

無料で、青色ダイエットめがねと幸せのパステルピンクグラスを差し上げますので、モニターとしてこのダイエット方法に挑戦してみたいという方、もしくは話をもう少し詳しく聞いてみたいという方は、アメブロのメッセージから、もしくは、amb1@diet-seminar.com  までメールをお送りください。




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