小梨の勇姿 | ピングのつぶやき
41歳8ヶ月で「奇跡的に」母になりましたが、
それまでの人生は子供がないことも前提で
考えてきました。

今、娘はかけがえがなく
無限に可愛い。仕事も社交も全部なくても
娘がいれば生活は楽しいとさえ感じる。

その一方で、
今まで、子供がなくても自分の人生豊かでない訳はないと思ってやってきたことも忘れていない。

というか、立派だと思う女性に子ナシ(小梨という風にスラングにしときます)が多いということも忘れてない。

須賀敦子や茨木のり子のような素晴らしい
表現者は、子どもがなかったけれど
それが彼女たちの
人生で重要なポイントではない。でも、
子供ができなかった時期に私は
彼女たちの「勇姿」に勇気付けられた。

何かを継承するという観点から見たら
彼女たちの作品は間違いなく価値がある。
子育てとは同一線上で比べられないけれど。
子供を産んだからって何かが
継承される保証はないわけで。

子供を授かるということは自分の実力によるものではないから、そこで「勝負」するのは無理。
運命みたいなもんだから。

病気になるとか出産するとかそういう出来事が
人を感動させるんじゃなくて、それに対して
どう振る舞うかが大切なんだろう。

子供があってもなくても。
人生の価値=勇姿はあるから。
自分は何が残せるか、考えないとな。