ちょっと変わった出来事

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警官が突然家を訪問してきました。斜め向かいの家で何かあったらしい。夜中じゅうずっと警察のバスが居座って、家の前の道を封鎖して、報道陣が押し寄せる。うちも含めて近所じゅうノックして質問の嵐。ニュースの出演依頼もされてしまった。巻き込まれてもいやだし、断りました。そしてうちの前庭から生放送ニュース。 見てるテレビと家の外の光景が同じという状況は珍しい。


息子の体操教室の器具購入資金作りで、チョコを50個売らなければならないので、報道陣の所へ行って、「チョコ買ってくれたら知ってる事話すよ」って、チョコ売りつけました。子供が帰って来てからも、警官に売っておいでって売りに行かせて、残り32個。


次の朝、またうちの前庭からニュース。


「今チョコ売ってきなよ。○テレビには売ったけど、△テレビと、☆テレビにはまだ売ってないから。あれ、○○さんじゃない?」(テレビで見るニュースリポーター)。


息子「え、ほんと?」息子、チョコ売りにいって、「○○さんだったよ!」。


「D君、昨日サイン貰ってたよ」


息子、「ええ!、それやりたい」と言って、サイン貰ってきました。


もう一人のリポーターは、芸能人でもないし、あまりサインをあげる機会もないようで、「ええ!サイン!?」と戸惑っていましたが、息子の持ってた小さなメモ帳にサインくれました」


違う局のリポーターどうしで、「あの子たち、電話番号聞いてきそうな勢いね」という会話が聞こえてきました。


テレビで見たことある人に会うと子供はエキサイトしますからね。自分も子供の頃、ファミコンの高橋名人が地元に来るという噂があって、色紙とペン買ったことあります。来なかったけど。それよりも、ウルトラマンからもらったサイン色紙はどこへ行ってしまったんだろう?あと、サッカーの日本代表が練習試合でシドニーに来た時に、ゴン中山にシャーペンで書いてもらったサイン。サインする時、「ん?これシャーペンじゃねえか?」という感じで見てました。


殺人とか強盗とか、近所まで被害が及ぶ事件では無いようなので、事件のことよりも報道陣が騒いでるのを子供たちは楽しんでいます。大人たちは、家の前が騒がしくて落ち着きません。


仕事の方の話では、またひとり中東のエアラインへ行く事が決まりました。もう珍しい事でも何でもない。でもその彼は、奥さんと生まれたての子供がいて、はたして生活できる場所なのだろうか。大型旅客機なので、家にいない事も多いだろうし、子育てを手伝ってくれる家族もいないけど、何とかなるものなのかな。


フランスで会った中東のパイロット達は、暑すぎて外に出れないので、家にいるばかりでライフスタイルが無いと言っていましたが、自分次第で何とかなるのかな。 たまに、今のままでいいのかなと思う時もありますが、中東はうちのボス(奥さん)の許可が下りないので、ありえません。ハッピーワイフ、ハッピーライフ(ワイフがハッピーだったら、ライフがハッピーだということ)。今は自分の進路よりも、仕事行って働いて給料もらって帰ってくる事が一番大事。


今回の、家の前での大事件は特に関係はありませんが、前回の17年ぶりの再会と言い、今年は何か他にも周りで変わったことが起こるような気がします。

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リベンジコーヒー

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日本に帰っていました。
そして、リベンジコーヒー行ってきました。

結婚式のために帰国する際のチケット代も、結婚式の前払い金も奥さんに出してもらった貧乏人だった12年前、入籍祝いに銀座のフレンチカフェでお茶しました。コーヒーもケーキも当時の自分にとっては贅沢品で、お店の中で「なんでコーヒーだけでこんなにするんだ?たけーなあ」と言ってたら。奥さん「恥ずかしいからやめてえ」

そして12年経って、また行ってきました。銀座の同じカフェで、同じようにコーヒーとケーキを。今度は奥さんが、「私ケーキだけでいいよ。コーヒーはいらない」と言うので「コーヒーぐらい飲みなよ」と言ってあげる事が出来ました。どちらにしても飲み物も一緒に頼まないといけないと言われた。

奥さん「やったね、コーヒーとケーキ買えるようになって良かったね。リベンジできたじゃん」

そして年末は、大晦日のダブルタイトルマッチ、内山と田口のボクシング観戦のチケットを、奥さんから誕生日プレゼントで貰ったので一緒に行ってきました。まさか、生でノックアウトダイナマイトが見れるとは。内山がノックアウト決めたと思ったら、近くに座っていた人が、「ええ!俺見てなかったあ!」。なんて残念な。携帯で、「俺今ボクシング見てます」とか投稿してたんでしょうか。

6日から仕事だったので、年明けすぐに戻ってきました。これがまた大変で、香港から席がなくて家に着いたのは28時間後。

奥さんたちは後から違う便で、シンガポールまではJ航空。日本航空会社のサービスは素晴らしい。もう日本の飛行機しか乗りたくないって。「パパ、J航空で働いて」と言われたので、「自分がJ航空で働けばいいじゃん」と言ったら、パイロットになるって言い出してしまった。前は、陶芸家って言ってたのに。「今から頑張ってお金貯めないと」と言ったら、奥さん「自分で払わせればいいよ」だって。自分で頑張っている人もたくさんいますが、出来るだけ頑張ってあげたい。家族も社員割引使えるかもしれないし。100回ぐらい家族割引使ったら元取れるかもしれないし。

もっと飛行機ネタはあるんですが、マネージャーになった日本人が見るかもしれないから書けません。すでにブログとは関係ない別の件で呼び出しくらったので。会社の名前も伏せてるし、気をつけてはいますが、また何か読んだら上司にチクられるかもしれない。何か言われるのは構わないんですが、わざわざそのためにオフィスに出向くのがめんどくさい。でも来るなら来い!いつでも受けて立とう。

帰ってきて、日本食材屋さんに買い物に行ってみると、ん?なんか見た事ある顔の人。でも自分の知っている人はフィリピンで仕事してるはずなのに、どこかの会社のユニフォーム着てるし。でもそっくりだなあと、顔をじっと見てたら、、、、「いがぐり君?」と向こうから言ってきた。

17年ぶりぐらいの再会を、まさかこんな所で。
フェイスブックで連絡は取れてましたが、上記のボクシングのノックアウトシーン逃しちゃうような事はしたくないので、最近フェイスブック解約しました。インターネットの中じゃなくて、普通の世界で人と付き合いたい。みんなの連絡先もとっておこうかなと思いましたが、会いたいと思う人は、連絡先がなくてもいつかどこかでまた会えると思ってたら、こんな所で会えました。

前も、自転車で4600キロ旅行してた時に、何回も再会した大阪出身の友達に、「また大阪のどこかの公衆便所あたりで会えるかもな」って言ったら、大阪だけじゃなくて、本当に公衆便所の中で再会。また連絡が取れなくなったけど、どこかでまた会えるでしょう。

数年前には、子供とディズニーランドへ行って、寒いからシンデレラ城の中に入って、ガラス細工を作っている人を見てました。奥さんが「あの人〇〇ちゃんにすごく似てない?」と言ったら、隣にいる人がこっちで仲良くしてる友達家族だった。

まだ今年始まったばかりなのに、今年一番かもしれないサプライズな出来事がもう起きてしまった。
次はどんなサプライズが待っているんだろう。
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いつもの話

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ラグビーワールドカップ盛り上がってますね。

一緒に飛ぶ偉い機長が南アフリカ人なので、日本が南アフリカに勝った時に「機嫌大丈夫ですか?」と聞いてみた。冗談の通じる人なので大丈夫。


そして、いつもの話のお馴染み監査ネタ。今回はなんと、パイロットの偉い人で監査のプログラムを作った人がパートナーだったので、普段は生徒二人が同じぐらいの割合で質問されるのに、今回は自分に質問が全部来るという、フェアじゃない感じ。二人とも偉いパイロットなので、「衝突しないで仲良くね」とお願いしました。


フライト中も、「ここはこうした方がいいぞ」と、後ろからも横からも言われ、まるで試験官がふたりいるみたいな状況だったので、監査後に他のパイロットと合流して、ビール飲んでいる時に言ってやりました。


他のパイロットが、「彼(偉いパイロット)、監査フライトどうだった?」と聞いてきたので、「まあまあだったな。完璧なお手本見せてくれるのかと思ったけど」


監査のプログラムを作った人ですから、「明日(2日目)のテスト、どんなシナリオなの?燃料漏れ?それともエンジントラブル?」と聞いてみました。聞くだけただ。

教えてくれなかったので、「自分だけ知っててフェアじゃないじゃん!」と言ってやった。


その後、みんなでインド料理食べに言って、4人で120ドルだったから一人30ドルでしょ。

現金をいつも持たない自分だけ30ドルしか現金がなかったので、30ドル出したのに、他の3人がみんな50ドル札出したので、「いいよ、お前が一番貧乏なんだから」と言っておごってくれた。


監査が終わったら、そこからシンガポールに整備に出した飛行機を取りに行って、シンガポールで働いている幼馴染家族と食事に行ったら、魚も米も日本から取り寄せていて、日本にもお店のある本物の日本のお寿司屋さんでごちそうしてくれた。もちろんシェフも日本の方。それだけでもシンガポールに寄った甲斐があった。シンガポール住めるかなと思ったけど、カローラに1000万円は出せない。

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日系おじいちゃんサーファー

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インド洋に浮かぶ孤島に着陸しようとした瞬間、鳥が飛行機めがけて突っ込んできて、「ガツン!」と音が聞こえました。


旅客機は、小さい鳥がぶつかったぐらいで壊れるようなものではないので、整備士が点検して飛行機にダメージがなければ問題ありません。


到着して、整備士が点検している間に次のフライトの準備をしていると、飛行機の横にはしごが。


外にでて見にいってみると、鳥の足がぶら下がって風に揺られてました。


ちょうど、速度を測るための管(ここから空気が入って来て速度を測る)にぶつかってしまった。


この管が鳥の羽根などで詰まってしまったら速度が正しく計測されない。携帯電話は電波がないので、衛星電話を使って会社の整備デスクと、どうやってこの管を使わずに出発するかのやりとりで時間がかかり、法律で決められた最大勤務時間の時間切れで出発断念。


この島に泊まることになると、立往生してしまった乗客の宿も必要になり、クルーの泊まるところが限られてしまって、前にここに泊まった時は、カーテンもない違法移民収容所のようなところに寝かされました。今回はちゃんとしたホテルだったのですが、また他のパイロットとシェアルーム。


朝になったらベランダからココナッツの海が目の前に見え、ちょっとしたリゾート感はありました。


携帯がつながらないので、男性フライトアテンダントに、「奥さんと話した?」と聞いたら、「奥さんはいないよ。いるのは旦那」と返ってきました。もう驚きはしませんが、ゲイにはみえなかったのと、左の薬指に指輪していたので、てっきり男性なのかと思っていました。(男性でも女性でもない性別のゲイだったということ)


次の日に着替えのTシャツをお土産屋さんに買いに行ったら、お店の人が名前を見て、「日本人の名前ね?私の旦那も日本人よ」と言いました。


「え?さっきいた人?」(色が濃くて、東南アジア系っぽくて日本人に見えなかったので)


「そうよ。金おろしに行いっちゃったけど。ハワイ出身なの」


「ご両親は二人とも日本人で?」


「そう、でも日本語はぜんぜんしゃべれないの」


「ハワイ人がこんな孤島で何してるんですか?」


「こないだ来たばかりで、3か月だけハウスシッターとお店を任されてるの」

(ハウスシッターは、家を留守にする人が、ぺットの世話をしてもらったりとか、泥棒がはいらないようにとかのために、誰かほかのひとに住んでいてもらうこと)


「いいなあ。宿代ただのホリデーだね。」


「あ、旦那が帰ってきた。彼日本人なのよ」


「おお、コンニチワ!オゲンキデスカ?」

(しゃべり方は英語でも日本語でもケインコスギ。色黒で、たぶん生まれてから続けてるサーフィンで鍛えた体格も姿勢も良いすらっとした日本人にしては背の高いおじさん)


「こんにちわ。ハワイアンジャパニーズがオーストラリアで何してるの?」


「生まれはホノルルなんだけど、サンディエゴの大学行ってからオーストラリアに来てもう40年になるよ。君は観光?」


飛行機を指さして、「あれ、僕がやったんです。昨日鳥に当たっちゃって」


「おお、パイロット?」


「いいですね。宿代ただでホリデーみたいな生活ですね。でも、ハワイもここも違うけどちょっと似てませんか?なんでまたここに?」


「ここの方が天気がいいし、ホノルルみたいに騒がしくないから。でも普段は本土に住んでるんだよ。元々東のほうに住んでいて、サーフィンしてたんだけど、ウィンドサーフィンに転向して、西のほうが風がすごいから、西のほうにひっこしたんだ。」


「奥さんもサーフィンするんですか?」


「彼女もニーボード(ひざでボードに立つ波乗り)だけど、やるよ。やっぱり仲良くやっていくには何か一緒に楽しめることがないとね。」


「それにしても元気そうですけど、オーストラリアに来て40年って言いましたよね?」


「そう、もう今年で65だよ。」


「ええ!65には見えない!」


「そう?ありがとう。自分では毎日鏡見るたびに、この老人は誰だ?って思うよ。でも食べるものに気を使って、奥さんがヨガ教えてるから、一緒にやったり、体に気を使ってはいるけどね」


と、長話になってしまいましたが、生まれてからずっと海と一緒に生きてきたような人生。たまにこうやって、好きなことだけ追い続けて生きている人がいるけど、どうやって生活してるんだろう?必要なものはあとから自然とついてくるものなのか?それとも好きなことの為に仕事していたら苦にならないだけか?


まためずらしい出会いのあった滞在でした。

昔話

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おなじみの、ジムに行って時間を潰す、鉱山の宿泊施設に滞在するフライト

空港に、前働いていた会社のパイロットがいました。


「○○会社のパイロットでしょ?8年ぐらい前そこで働いてたんだよ」


「じゃあデイブとリサ、知ってる?」 (名前は全部仮名です)

「知ってるよ。リチャードとチャーリーも同じ時期に働いてたんだよ」


「リチャードは中東の航空会社で、デイブは最大手の○航空会社に受かったのに△航空を選んで、△航空に入社したあとも○航空から誘いが途絶えなくて、結局△航空すぐやめて○航空に行っちゃった。でも☆航空で今働いてるよ」

8年前にこの空港に飛んできていた時は(6人乗りのプロペラ機で)、飛行機を停める場所も何もない砂利の滑走路だけで、滑走路に飛行機パーキングしてたのに、今ではジェット機が降りられる滑走路。


積乱雲を低い高度で目視で避けながら飛んでいました。(レーダーがついている飛行機は、雲の中に入ってもレーダーを見ながら危ない雲をよけながら飛べますが、レーダーがついていないと、雲の中に入ったら、外が見えないので雲に入らない高度で左右によけながら飛ぶしかない)

懐かしいなあ。


ジムに行って、滞在が終わって帰りにまた会ったので、

「一日どうだった?」


「ずっと、勉強してた」


「自分も8年前は同じことしてた!生まれたての子がいたから、家から出て勉強するにはいい機会だよね」


「ああ、知ってる知ってる!それで、子供がいるからルームシェアじゃなくて家をひとつ借してもらうのに、家賃と別に、会社のオフィスの掃除してたんでしょ?」


「そうそう!何で知ってんの?」


「みんな知ってるよ。オフィスの壁に飾ってあるの写真ででいがぐり君のこと見たことあるよ」

(殆どというか、ほぼ全てのパイロットにとって最終の就職の場ではなく、エアラインへ入るために経験を積むための通過点の仕事なので、辞めていくパイロットが記念に自分の写真をはって行く壁がある)


「あの壁の写真残してくれてるんだ!」(会社のオーナーが変わったので)


最後に、「会社のみんなによろしくね。もう誰も知っている人いないけど」


「みんないがぐり君のこと知ってるよ」


パイロットが退社する時は、エアラインの仕事が決まった時なので、誰かが辞める時は社長がいつもみんなにレストランでさよならパーティーを開いてくれました。酔った後のとどめは、黒のサンブーカ(リキュール)に火をつけ、グラスをかぶせて火を消して、グラスに充満した煙をストローで吸ってから、リキュールのショットをくいっと飲むのが、さよならパーティーに古くから伝わるならわし。


同じ時期に辞めるもうひとりのパイロットが、「いがぐり君、もう一杯いっとくか?」と誘うので、社長のほうを見たら何も言わずにうなずいたのでもう一杯火を点けていただきました。