去年も出させていただいたTGS、6年前にも出させていただいたのを思い出したら感慨深くて色々振りかえってみました。
6年前(笑)
思えば芸能界に入ったのは14歳で、
その頃から歌を歌いたかったのを覚えています。
その頃はグラビアブームでした。
グラビアで売れればどんなやりたいお仕事も出来るっていう一言でグラビアのお仕事や演技のお仕事をしていました。
まぁ、音楽はなかなか難しいものですから
音楽のお仕事は出来ず…。
でもその中で"表現する"ということが共通である演技にハマりました。
最初は映画が好きで、主演の女優さんが歌ってたりするのを見て、どこかで"演技を頑張れば歌えるんじゃないか"って邪な気持ちも持ってたのかもしれません。でも自ら演技を勉強して、映画に出たりしていました。
そんな傍でダンススクールに毎日通って、ゴスペルを習って、音楽への夢を捨てきれずに、いつか、いつか。って突っ走っていました。
そしてくすぶってた高校3年生のとき、今の事務所に移籍しました。
初めは中国と日本同時デビューという企画でしたが、私が未熟であったのと子どもだったのと、いわゆる"アーティスト"ぽさが無かったのでそれは無くなり、可愛らしくてポップな曲"Your is All…"でデビュー。"Pile"で活動をすることになりました。
今でも懐かしいです。事務所の円卓で、大人に囲まれて、自分の中で描いていたスタイルと違う形でデビューするのが、若さ故に理想と違うことが嫌で嫌で、泣きながら「やります。」って言ったのを覚えています。
しかも、Pileの由来はタオル生地から来ていて、「暖かく包み込むような誰からも愛されるアーティストに」という意味なのですが、正直その名前のおかげでバスローブを衣装にする歌手としてデビューしました。
実はね、デビュー日の8月8日は北京オリンピックの開会式の日に合わせたからなんですよ(笑)
でもそんな時に私にはすごく大切な存在のマネージャーさんがいました。
その人がいたから今頑張ってると言っても過言ではないです。
初めてバスローブを着てデビューシングルを披露した時に、舞台袖で待ってくれていたマネージャーさんに袖に戻ってすぐ泣きついたことがあります。その時期のライブ活動はいつも2人でいて、私の心の内が分かってたんですね。全部。
今では本当に笑い話ですが(笑)
そこからバスローブを可愛くアレンジしてくれたり、色々と工夫してくれたり、今でも忘れられません。
いつかもう一度会いたいです。
そのマネージャーさんが会社を去ったときから社長との二人三脚が始まりました。
社長は何かしら私にいつも仕事をくれていました。
ふてくされた時もあったし、会社の人との連絡を一切取らなくなったり、急に辞めるって言い出したり。
でも、どんな時も社長は諦めないでいてくれました。
頑張るぞ!って。
だから社長は何でも話せる、本当に本当に大きな存在です。
そしたら、4年前の夏かな?
ラブライブ!のオーディションがありました。
リスアニでも語っていましたが、これに落ちたら仕事を辞めるつもりでいました。
そしたらなんと合格で。今となってはこれが本当のターニングポイントだとも気づかず、その時もまだ私は試行錯誤してました。
芸能界とはまた少し違う声優さんのお仕事場に慣れずに、
ひとりではなく皆で活動することにも慣れずに。
たくさんの迷惑をかけてきたと思います。
でもそのラブライブ!のμ'sに選んでいただいたからこそ、たくさんの方のおかげでおそらく私ひとりでは立てなかった舞台や、様々な経験をさせていただいてることを忘れてはいけないって本当に思います。
Please&Secretの活動も今までがあってこその活動なので、本当にありがたく思っています。
多分昔はただただ理想と違うのが嫌で、吹っ切れなくて。そういう粗が出てたから成長しなかったんだな、ってすごく今思います。
自分がやりたいことと、自分に合ってることって違うときがあるっていうのを素直に受け止めて楽しむことが出来るようになりました!
今では必要とされているひとつひとつのお仕事をこなすのが楽しいです。
表現することが好きだから、いろんな形でこうやって歌を歌えて、たくさんの方に聞いてもらえて。幸せ者です。
なんだか長々と纏まりもなく語ってしまいましたが、
私のイベント週間も明けて今日を入れてあと2日!
残りも皆さんの笑顔とパワーをもらって頑張ります!!
これからも、堀エリコとPileと西木野真姫とPleaseちゃんをよろしくお願いします!
6年前にいただいたこの札。
まだ家にあります!
erico.