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あるベンチャー企業の経営会議に参加した時のこと。

あまりの会議クオリティの高さに驚愕した。
会社によって文化はこうも異なるものか。

参加者は、
物腰の柔らかいCEOに勢いのある若いCOOと几帳面なCFO。
数々の起業で成功し、今は海外で投資家として活躍する
アドバイザー。
出資だけではなく、経営に深く入り込み、
アドバイス、人脈を紹介するベンチャーキャピタル。
これが日本のベンチャー企業の現状なのか。

一般の事業会社にいるのでは味わえないような
理詰めの議論が開始された。

経営側はスタートアップのベンチャー企業。
既存でやっている事、これからやる予定の施策。
正直経営者はやりたい事があり過ぎて、
優先順位が定まっていない様子。

そこに相談役であるアドバイザーが適切な質問をして、
事業の優先順位を明らかにしていく。

現状を確認して、事業を切り分けて、
優先順位を明らかにするよう誘導する。

アドバイザー:
A事業は、深掘りしていくのですか。
それとも、B分野、C分野に横展開していくのですか。

経営者:
今期はA事業を深掘りしていく。

アドバイザー:
A事業を深掘りしていく事で、
参入障壁を築く事が出来るのですか。
理想は、そのマーケットでの1強とその他コモディティです。
1強になれますか。

B分野、C分野になぜ横展開していくのですか。

経営者:
既存のシステムがB分野、C分野に展開できると考えるからです。

アドバイザー:
B分野、C分野に横展開していく事で、
それらのマーケットのシェアを取れますか。

経営者:
既存システムのノウハウを使えば
その旧態依然としているB分野、C分野であれば、
一定のシェアを築けると思います。

アドバイザー:
では、なぜすぐに横展開しないのですか。

経営者:
リソースが足りないからです。
技術者の数が足りません。
採用で増やせないとまだ横展開は厳しいと思います。

アドバイザー:
では、どうするのですか。

経営者:
リソースが整うまでは、
既存の事業を深掘りする為の
システム開発をしていきます。
既存事業を深掘りしていくことで、
参入障壁を築くことができるか次回までに検討してきます。

アドバイザー:
わかりました。まずは既存事業の深掘りを
優先していくということですね。

経営者:
そうです。
ちなみに、既存事業の深掘りの為に、
甲施策を実施したいのですが、
何かいい突破口はないでしょうか。

ベンチャーキャピタル:
それなら、P社を紹介しましょう。
きっと力になってくれると思います。
アポイント取ってみますね。

経営者:
ありがとうございます。


こんな感じで次から次へと
矢継ぎ早に討議が行われ、議論が進んで行く。

しかも、不必要に長時間会議が続くことはなく、
予定の1時間きっかりで会議は終了。

経営者は、沢山の気付きを得て、
得られたアドバイスをもとに施策を実行していく。

こんなに有意義な会議は久しぶりでした。
会議開始前は、若干施策が迷走気味だった経営者も
会議が終わる頃には、優先順位もはっきりし、
やるべき施策も明確になって、晴れ晴れとした顔をしている。
若い部下のCOOやCFOもやる気MAXです。

この会社、きっとこれから伸びていきます。
業界を変革するような企業になる予感がします。
楽しみだなぁ!

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