流産手術後、最後の健診 | ☆*:.。. 流産後のベビ待ち先生 .。.:*☆

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2013年8月5日、稽留流産の手術を受け赤ちゃんとお別れしました。
9週目で約2cmの小さな命、ぴこちゃんと呼んでいました。

普段は幼稚園教諭をしている結婚7年目のベビ待ち先生です。

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稽留流産の手術から、二週間が経ちました。

今日は、術後の経過をみるため病院に行ってきました。
何より心配していたのは、子宮内の状態です…。
子宮奇形があるので手術も難しかったようで…担当してくれた看護師さん曰く、先生は何度も超音波で確認しながら掻爬手術を進めて下さったそうです。
ですが、皆さんのブログ等で体験談を拝見すると、チラホラ

「子宮内に内容物が残っていて、その場で器具を入れられた」

「麻酔も無しに再掻爬となり、激痛だった」

こんな投稿を見かけては、自分もそうなんじゃないかと不安になり、夫にはもういろいろ検索するのはやめなさいと叱られました。

そんな気持ちを抱えながら、いざ病院へ。

受付は9時。
いつもはここから軽く30分は待たされるのですが、流産後の健診ということへの配慮か10分も待たずに中待合に呼ばれました。
妊婦さんだらけの待合室(当然ですが)で長時間待たされるのは精神的にかなりこたえるので、ありがたい配慮でした。

診察室前の椅子に座って呼ばれるのを待っていると、付き添いで来てくれた夫の顔が暗い…。
聞くと、この中待合の椅子で今まで起こったことをいろいろ思い出してしまったようです。

7週目のころ、ピコちゃんの心拍を一緒に確認して喜び合ったこと。
9週目、今日は大きくなってるかな?とドキドキしながら待ったこと。
心臓が止まっているのを目の当たりにして、言葉を失ったこと。
流産の診断をされ、診察室では我慢した涙が中待合に戻った途端に溢れてしまったこと。

私も同じでしたが、でも今日はお互い涙はありませんでした。
あの時は辛かったよね、と話しながら、先生に呼ばれるのを待ちました。

診察室から呼ばれ、まずは内診からとのこと。
どうか、子宮がきれいに戻っていますように…。
もう痛い思いはしたくないです…。
結果、残存物もなく、卵巣も次の生理の準備をはじめているような状態だったそうです。
良かった…内診台の上で本当にホッとしました。

ホッとした反面、エコーでうつされる子宮の中にはもうなにも無いのを目の当たりにして、寂しい気持ちも溢れてきました。

ピコちゃん、本当にお腹からいなくなっちゃったんだなあ…。
あんなに小さくて、まだ2cmしかなくて、でも袋のなかでちゃんと人の形になってきてたのになあ…。
大きな頭と、体と、あと手と足も短いけど伸びてきてたなあ…。

ふと、最後に見たピコちゃんのエコーの姿をを思い出しました。

だけどもう、いません。

やっぱり寂しいです。

病院では、大丈夫だったけど、いまこのブログを書いていたら少し泣きたい気持ちになりました。

.。.:*☆


さて!
内診は無事に終わり、診察室で説明を受けました。

まず子宮の内容物についての病理検査の結果から。
胞状奇胎ではありませんでした。
また悪性の内容物でもありませんでした。
確かに、正常な妊娠だったようです。
染色体までは調べていないので、流産の原因までは分かりませんが、先生は優しく
「お母さんが何か悪いことをしたとか、お母さんのせいだということはありませんよ。これも、赤ちゃんの運命だったのでしょう。」
と話して下さいました。
やはりずっと診て下さって手術も担当してくれた先生からの言葉は、心にしみました。

なにか質問は?と聞かれたので、夫の気にかかっていたことを先生に聞きました。
子宮奇形と、流産の関係。
今回のケースは時期が早かったので、子宮奇形との関係はもちろん、どこに原因があったかはっきりは分からないとのことでした。
もし、今後妊娠することがあるとしたら、子宮の大きさが胎児の成長を妨げ、小さめの赤ちゃんになるかもしれないことや、逆子が治りづらいこと、お腹が張りやすいことなど教えて頂きました。

次の妊娠は、2回ほど生理を見送ってから考えて良い。
子宮の状態も戻っているので、もう普段通りの生活で何をしても大丈夫。
とのことでした。

体が回復したらどうしてもやりたかったこと二つありました。
温泉と整体です^_^
どちらも大丈夫ですよ~とのことだったので、いろんなことを乗り越えた自分へのご褒美に、近々行ってきたいと思います!


今日の診察を終えて、一区切りついたようなそんな気分です!

今の気持ちとしては、すぐにまた子作りを再開するかと言われると迷いがあります。
妊娠したい、子どもを産み育てたい、という希望は捨てた訳ではありません。
ですが、正直今回の流産は自分の中でトラウマになってしまい、また流産すると思うと妊娠するのが怖いというのが今の本音かもしれません。
一人でも、無事に産まれた子がいたら違うかも知れませんが、初めての妊娠で望んでやっと授かった子を亡くすということを経験してしまうと、気持ちが臆病になるのでしょうか…。

だけど、一度は手が届きそうだった「自分の子を抱く」という夢を諦めることは、やっぱりできません…。

ゆっくり自分の体と、自分の人生と向き合って考えて行きたいと思います!


.。.:*☆もしご意見下さる方がいらっしゃいましたら、どんなことでも構いませんので何か一言アドバイス頂けたらありがたいです。☆*:.。.

長くなりました。
ここまで読んでくださってありがとうございました!