LVA術レポ1 | 一瞬の光、だから輝く

一瞬の光、だから輝く

キラキラのカケラを探す旅・・・そして時々キャンプ

ご無沙汰してしまいました!

手術の記事をUPしないので、心配された方もいらしたみたいであせる

ごめんなさい(>_<)


入院でのダラダラ生活を引きずっていました。


さて、手術当日。


私は2番手みたいでした。なので、たいだい12時前後のスタートとの事でした。


「お昼からの手術からですので、お昼御飯は半分くらいにして下さいね。」と

看護師さん。


「あの、尿道カテーテルが入っているのはわかったのですが、もしも

術中お通じとかもよおしてしまったらどうなるんですか?」


「???そうですねえ。(そういうケースは聞いた事はないのですが。。。)、

その場で先生に相談して下さい。」との事。


私の中では、すでに「お通じの恐怖」がグルグル~っ。

どうなっちゃうんだろう。。。変な話、ガスとかもあるよね。。。

ずっと仰向けで、先生方が太ももの辺りで手術されるでしょ。

局所麻酔って、余計な緊張しますね。。。



かなりビビってしまって、お昼ご飯はあらかじめキャンセル。

とても手術直前に食べる勇気はありません汗



そんな心配もよそに、12時前には手術室へ出発。

当然徒歩です。

ちなみに結論から言うと、戻ってきたのが7時半。

先生方の手術時間としていわゆる手術室の時間計に記録されたのが

6時間弱。

手術台に横たわっていた時間は7時間でした。

大袈裟とのコメントを頂きましたが、本当の話です。


まず、手術台にのってから、手術開始までなんだかんだ1時間弱かかります。

血圧計を入れたり、尿道バルーンを入れたり。

更に、ICGでリンパ管などを映しだし、マジックで脚に書いていきます。

先生方でどこを切るか話し合います。


後、顕微鏡下の手術なんですが、この顕微鏡をセットしたり

モニターにつなげたりが結構大変そうでした。


2番目の手術だったからかもしれません。



ちなみに、K教授は近辺のオペ室にいらしたようなんですが、

いろいろ大変な手術が重なったみたいで、最後まで私のLVAに加わる事は

ありませんでした。


私の執刀医は、かなり若いように見えたのですが、本当に爽やかな

イケメン先生でした。

この先生が、本当に優しくて、またはじめて見るのでわからないけど

凄く器用でした。


なんせ局所麻酔で4時間くらいはかかる手術と言われてますから、

人当たりのいい先生にあたり、手術室の雰囲気が和やかになるだけで

随分苦痛は軽減されると思います。


最終的にはどんなに辛かろうと手術結果が大切ですけどね。


私の場合は主に2人の先生が、切って下さいました。

左右、箇所か切開していきます。

それぞれ、①局所麻酔、②切開、③脂肪をかき分けてリンパ管、静脈管を探す、

④リンパ管と静脈管を縫合する、⑤創の縫合をするという手順です。



通常のLVAは4時間くらいと言われています。

本来繋ぐ箇所はいくらでもあるので、時間の限りがない手術です。

終わりがないというか。

でも、やはりこの4時間という数字が、局所麻酔で横たわる

患者の限界だと思います。



ではなんで、私が6時間だったのか。


①まずは、私の場合はほぼ脚の状態が正常だったため、リンパ管が

探しにくかったそうです。LVAは正常と重度リンパ浮腫の吻合が

より困難みたいです。

ある程度リンパ浮腫が進んで、リンパ管が肥大している方が探しやすいそうです。



②私が創の数に拘ってしまったから+先生根気でしょうか。

私はもの凄いケロイド体質です。実際にお腹の創を見たK教授も

本当だねえと言っていました。

なので、リンパ浮腫と同じくらい、脚に創ができるかどうかも

術後のQOL(生活の質)を左右します。


術前検査でK教授に、創が心配と訴えたのですが(でも、何カ月か待ってLVAに

来たのにあまり創の事ばかり訴える勇気もなく。。。)、教授は

LVAに力を入れているだけに、やはりしっかり切開して吻合した方が

いいと強調されていました。


なのでこれ以上創に拘るのはどうかと思ったのですが、執刀の若先生が

本当に優しい物腰だったので、思いきって我儘を言ってみました。


「しっかり吻合して頂きたいのですが、ケロイド体質なので創は

嫌なんです!」と。。。


若先生は、いろいろ考えて下さり、大腿部に集中して切開するような

方向で手術して下さいました。


リンパ管や静脈管を探すのは、大腿部の方が圧倒的に難しいみたいです。

私の場合はほぼ正常な状態で、ほぼすべての切開が大腿部。


正直見つけるのが大変そうでした。。。


通常は、30分探してダメなら、別の場所を切開しなおした方が

効率がいいとK教授は指導しているそうです。

限られたチャンスでLVAをするならその方がいいと。


ところが、私はケロイド体質だと伝えていたので、先生方は

本当に一つ一つの切開部を無駄にする事のないように、確実に

切開した部位で必死に吻合できる管を探して下さいました。



局所麻酔というのは、先生方にとってもやりにくいと思います。

モニターで全部映る訳ですし。


2人の先生だったのですが、正直言うとかなり差がありました。。。

私の手術が長くなった3つ目の要因です。

一つの切開部でリンパ管を探すのに2時間とかかかりました。


まあ、書こうと思うといろいろあるのですが。。。


でもね、大学病院で複数の先生が担当する手術、

あるいは検査する場面で、ちょっと不安だなあ~っていう先生に当たるのは

当然の事だと思ってます。だって教育機関ですから。


執刀した先生も言ってました、

僕も最初は、リンパ管が探せなくて2時間とかかかってましたって。

その患者さんは冷や汗だったと思います。そういう過程があるから、

先生の今があるわけで。


だから、私の場合も仕方がないかなって思いました。

一生懸命にやって下さってましたしね。


ただ、5時間半をまわった時点で私も限界になり、

最後の吻合は2番手の先生から執刀の先生に変わって頂きました。

残りの一つを2番手の先生が探していたのですが、


「先生、私、時間的に限界です!」と訴えたのを見て、

その意味を察して下さって感じです。


でも、本来は先生方の方が限界だったと思います。

本来4時間過ぎた時点で、これが今回の成果でしたと手術を打ち切って

いいところを、準備を合わせると7時間も頑張って下さいました。


もしかしたらK教授だったらもっと早かったのでしょうか?

でも比較的若手の先生だったから、限界まで頑張って下さったのかな?

とも思いました。


以上が、手術の概要です!

できれば後日②で、手術の感想をUPします。


ずっとダラダラしてたんですが、いつもコメントを下さるkameさんが

明後日手術と聞いて慌ててUPしてみました!


次はkameさん、頑張って!


ランキング参加中です!ポチっと応援をお願い致します!


にほんブログ村