入り口では身体検査・荷物検査が。これもテロ対策の1つらしい
ダハシュールのピラミッドを見たあとは、アラバスター( 雪花石膏 )製のスフィンクスや、
ラムセス二世の巨像のあるメンフィス野外博物館へやってきました
メンフィスは、職人の守り神としても崇められているプタハ神が造ったとされる
古王国時代にエジプトの首都として栄えた町。
現在に至っては、宿泊施設がなく、ごく一部の遺跡が残る小さな村が存在するだけ。
繁栄の面影も見受けられず、寂しいことに廃墟の町と化していました
■ラムセス二世の巨像がおさめられる建物
入り口を入ってすぐ右側に、ラムセス二世の巨像がおさめられる建物があります。
2階建てです。
■ラムセス二世の巨像( 2階から見下ろした画 )
こちらがかの有名なラムセス二世の巨像。
一体いかほどの巨像かといいますと、なんと体長15mもある巨像です。
↑巨像と観光客との比率からなんとな~くイメージ湧きますか?
んなもんで、デジカメに収めようと思っても難しいっス
足の一部が欠けているため、横たわった状態で保管されていましたが、
欠陥は足だけで、威厳ある顔も髭もそのままの形で残されています。
■ラムセス二世とは
ところで、ラムセス二世って一体何者?と思ったそこのアナタ
遅くなりましたら、ここで簡単にご紹介を
日本じゃ、エジプトの王様といえばツタンカーメン王がメジャーだけど
欧米では、アブシンベル神殿を建てたラムセス二世の名が真っ先に挙がるんだって。
というのも、アブシンベル神殿は、
アスワンハイダムの建設時に水没の危機に襲われたことがあってね、
「 神殿を護るぞぉー 」と全世界から続々と移築金やら作業員が送られ、
10年の歳月をかけて今の場所に移築されたことで
神殿の名と共に、ラムセス二世の名が全世界に広まったってわけ。
↑日本は特に貢献したらしい
この話は、ラムセス二世の政治力が現れていますが、プライベートも負けじとすごい
23歳でファラオ( 王 )になったラムセス二世は、なんと67年間も王位を継承。
92歳でこの世を去るまでに、なんと130人の子どもを作ったんだって。
ひゃ、ひゃくさんじゅーにんですか
ご、ごりっぱですな
■ラムセス二世の巨像( 1階から見た画 )
ところどころに象形文字が描かれています。
■アラバスター( 雪花石膏 )製のスフィンクス
ラムセス二世の巨像が収められている建物をでて奥に進むと、
このアラバスター製のスフィンクスが見えてきます。
実は沢渡、スフィンクスはエジプトに1つだけしかない( ギザのスフィンクス
)もんだと思っていました
・・・勉強不足ですたい
メンフィスにあるスフィンクスは、ギザのスフィンクスに比べて小ぶりなものの
目や鼻、髭がきれいに残っていて、風格がある
・・・ギザのスフィンクスが哀れに思えてきた
■ラムセス二世の像
スフィンクスの先には、高い鼻、長い髭、右手に短剣を持つ
威厳のあるラムセス二世の像が。
左足が前に出ているのは、心臓のある左側に重心を置いているからだそうです。
■プタハ神殿跡
聖牛アピスのミイラを作るのに使用されたアラバスター製の解剖台があります。
■メンフィス野外博物館
入場料:25L.E.
OPEN :7:30~16:00( 夏期~17:00 )