伝えたいことがあるんだ ~第132話~ | 踊る!ダメ人間日記

伝えたいことがあるんだ ~第132話~

ウル「!!!」

ズパァァン!!

審判「ス…ストライーク!バッターアウト!!」

ウル「!?」

アムロの渾身のストレートに☆☆チーム応援席からは大歓声。
そして○○チーム応援席からはため息がもれた。

〝見逃し三振〟

ウル「(振る事すら…出来なかった…)」

ウルはベンチに戻り、5番模木へのアムロの投球を見ている。
その模木も三振に倒れチェンジ。

ウル「(くそ…!この打席は完敗だ…。次こそ。………ん?)」

コア「どうした?」

1塁にいたコアがベンチに戻ってきてウルに声を掛ける。

ウル「あ、あぁ…なんでもない」

コア「?」

ウル「(…スー以降、全部俺のとこでピッチャーが代わってる…。狙ってんのか?だとするとアムロも…。ここまでSKAのリレーでうちの打線を抑えてきた…。じゃあ次は…)」

ウルは考え込むように☆☆チームベンチを見る。
そこには、アムロと話しているりょうの姿が…。

ウル「(…まさかな)」

現在9―7。
○○チームが2点リードのまま、回はいよいよ終盤7回に突入。

○○チームは逃げ切り体勢に入り、7回のマウンドに相沢を送り出した。