前回の記事にいまだかつてない数のコメントをいただき、本当にありがとうございました
まさかこんなに沢山の方に祝福していただけるなんて、弟ってば幸せ者
35年間も弟を引きこもらせたのは親が悪いとのご意見もありましたし、お子さんがHSPだったり、もしかしたら私もHSPかもと思われた方もいらっしゃいました。
意外と反響が大きかったこともあり、そして私ももう少しHSPについて書きたいことがあるのでもう少しだけ書かせてください。
HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)
=敏感で繊細で感受性が強い人
HSPはいくつかの問診である程度自己診断ができます。
HSPについて研究されているアーロン博士のHP(日本語版)で簡単な診断ができますので良かったら★こちらでチェックしてみてください。
私はほぼ全部当てはまるんですが、それでも調子良い時と悪い時で程度が変わります。
例えば私は
・音に敏感
少しでも物音がすると眠れません。耳栓必須です。耳栓していても聞こえる音が気になって仕方がないです。息子がよく泣く時期は申し訳ないと思いながら日中も耳栓をしていました。今でも泣き声は結構しんどいです。
夫の話し声が聞き取れなくて夫に「耳が悪い」と言われるんですが、たぶん本当は耳が悪いのではなく、色んな音を聞き取り過ぎていて、肝心の声が聞き取れないんだと思います。(夫がそのことを信じてくれるかはわかりませんが笑)
・光に敏感
明るいところが苦手です。特に白い蛍光灯の明かりはダメです。会社のオフィスとかで働くのは想像しただけでゾッとします。きっとソワソワ落ち着かないです。
・気温に敏感
基本的に寒がりです。調子が良い時は和らぎます。妊娠中と出産してしばらくは暑がりでした。
・空想に耽りやすい
みなさんご存知妄想レゴはこの性質によって出来上がっております(笑)
・肌が敏感
ストレスでアトピーやアレルギーが出ます。逆にストレスがない時は綺麗なのでわかりやすいです。
・一人になりたくなる
一人大好きです。もちろん家族という存在があるからこそ、安心して一人で過ごすことができるというのもあるんだと思います。孤独が好きなわけではありませんからね。子育てしているとなかなか一人になれないのでフラストレーションがたまりがちです。
他にも、疲れやすかったり、睡眠障害に陥り易かったり(私の場合は入眠障害と中途覚醒)、涙もろかったりするのも、HSPの特徴です。
夫もHSPの傾向があるタイプだと私は踏んでるんですが(笑)、私がレゴで遊んでいて「この色とこの色の組み合わせ見てると気持ち悪くなる」という発言をしたら全然わかってもらえず、「何芸術家ぶってんの」と言われ、共感してもらえると思って言ったのに拍子抜け。さらに芸術家ぶってるという誤解までされましたくやぴー
ちなみに私はおそらく4色型色覚者です。診断は★このサイトでできます。私は全色見分けられました。
色ってみんな同じに見えてるんじゃないの!?と衝撃を受けました。
他にも、誰にも話したことはありませんが、実は砂が苦手です。
砂の感触と手に残る砂の感覚…思い出すだけでもゾワゾワします。
そのせいで息子の砂場デビューもごく最近です。ゴメンね息子。
息子の手や洋服に付いた砂を払うのも、できればやりたくありませんが、そこは我慢です(笑)
窓の桟にいつの間にかたまっている砂埃もほんと勘弁してほしい存在…。
ベランダの砂埃も…。
とこんな感じで、私にとっては当たり前なんですが、他の人と感覚が違うな~とは常々思っていて、特にみんな同じが良しとされがちな小・中・高校時代はかなりしんどい思いをしてきました。(大学は美大だったので仲間がわんさかいましたが笑)
こういう感覚的なことはなかなか言葉では伝わりにくいし、わからない人にとっては「大げさ」に思われるかもしれませんし、それこそ「芸術家ぶってる」と思われるのかと思うとめんどくさいので自分から「私はこうである」という話はしません。
夫にも耳が悪いと言われた時反論しましたが、多分わかってもらえてません(笑)
涙もろいことを非難されたこともありますが涙は止めようとしても止められないのでしょうがないです
我慢できない弱い人間だと思われてるかもしれません。でも違うんです。我慢はもう十分すぎるくらいしているんです。普段からたっぷりと。
身近な人にさえ誤解をされてしまうことがあるので、それこそ他人からは誤解されまくっていることでしょう。
今回こういう私の性質について書こうと思ったのは、HSPのことを最近たまたま知って、これが性格ではなくて生まれ持った性質であり、しかも5分の1の割合で同じ性質の人がいると知ったからです。
悩みやすかったり落ち込みやすかったり神経過敏だったり考えすぎたり疲れやすかったりしてしまうのは、
性格ではなくて脳の神経伝達物質の通り道が違うから
だそうなのです。
私はそれを知ってどれだけ救われたことか…。
何もかも自分が悪い、自分のせい、自分の努力が足りないせい、と責め続けてきたからこそ、これが生まれ持った性質とわかってホッとしたんです。
いい意味で、あきらめがつきました。
私は、他の人間になろうと無理していたんだな~と思いました。
(HSPを知る前から少しずつ無理はしないようになってきていたものの)
世の中の大部分の人(本では鈍感な人、または外向型の人と書いてあります)が作り上げた世界ではこんな人が重宝されますよね。
例えば、
はっきりハキハキ話す
スピーディーにこなす
積極的
などなど。
なろうと頑張っても、私のようなタイプの人間は無理なわけです。
私もそういう人間になりたいと憧れ、努力をした時期もありました。
頑張ってもなれない自分を責めたりしました。
だから同じようにHSPの人がもし自分の性質のことを理解しないで自分を責め続け、自分でないものになろうとしているなら…
ならなくていいんだよ
って言いたかったのです。
あれ、なんか自己啓発ブログみたいになってきた(笑)
非HSPの人が作った価値観に合わせることは多大なエネルギーを消耗するので、HSPの人は自分の性質を理解して、自分のエネルギーは何で満たされて何で消費されるのかがわかれば、ずいぶん生きやすくなると思うんです。
これ以上は私が書くよりも実際にHSPの本を読んでいただいた方がいいと思うので、この辺でやめたいと思います。
もし、ご自分の感覚が人より敏感で感受性が高いと感じているなら、是非読んでみてください。きっとたくさんのヒントがあると思います。
「えーこれ自分だけかと思ってた!」ってなりますよ。
私が読んだ本はこちら
内向型を強みにする Amazon |
著者はアメリカ人ですが、「同じ~!わかる~!」と大共感しました。
HSPの本
鈍感な世界に生きる 敏感な人たち Amazon |
「敏感すぎる自分」を好きになれる本 Amazon |
敏感すぎて困っている自分の対処法 Amazon |
Amazonのレビューだけでも参考になりますよ
それでは、またしばらく更新お休みさせていただきます
おやすみなさーい