【ゆのみん企画】髪 | ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

ネガティブ、アナログ人間 Ⅱ

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東方神起二人が大好きです。
主に妄想小説を書いております。

実際の二人とはなんの関係もありません。

以前のお話はこちらこそです。

http://s.ameblo.jp/chocochipu-0406/


まくらに残された、俺と違う色の髪。

俺より長くて、黒い。

すでに、あなたはいないのに、その髪を指に絡める。

そう、さっき、あなたの髪に手を絡めたときを思い出しながら。

すでに、そこは熱をもつ。

一度だけの情事に、物足りなさを感じ、その手で、自分を慰めるのは、もう飽きたよ、ヒョン。

仕事が忙しいのに、友達にも優しいあなたの時間は24時間では足りなさすぎる。

そんなにほっといていいの?

そんなに信用していいの?

平気な顔をしてるけど、そろそろ寂しさが限界なんだ。

素直にそう言えない俺のことわかってるよね。

きっと、あなたはそれでも構わないと平気な顔をして言うだろう。

俺が裏切らないことわかってるから。

いつか、後悔するかもよ。

ここに、違う色の髪が落ちていたら。

ヒョン……俺はもう従順な飼い犬じゃない。

携帯がなる。

「もしもし……」

「寝てないのか?」

「だから、電話にでるんだろう。」

「寂しいか?」

「寂しいと言ったら?」

「浮気するなよ。」

「浮気したらどうする?」

「好きにするがいい。」

「好きにしていいんだね。」

「おまえは必ず、俺のとこに帰るから。」

頭に来て、携帯の電源を落とす。

いつの間にか寝てしまった俺の髪を触る人……。そう、それはあなたしかいない。

「俺だけのものだ。この髪一本一本でさえ。」


※【ゆのみん企画】 髪です。

お題がでたとき、髪が、髭に見えましたぁ。

二人とも年齢とともに濃くなってますからね。

すりすりし合うのかなぁ。

同じテーマであげられる方はこちらです。


http://yunomin.seesaa.net/s/article/406406825.html




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