「チャンミン、バレンタインデーどうする?」
「どうするもなにも、僕たち男ですよ。
どうもしないでしょう。」
「俺に、手作りチョコレートくれるとかないの?」
「あるか!」
その日は、仕事が別々で、家に戻ると、急に俺に近づき、鼻をくんくんする。
「なんだよ。」
「香水の香りがしてないかなって。」
「つけてねえよ。」
「違う!女達がバレンタインデーに、かこつけて、近付いてなかったかチェック!」
「ああ、チョコならもらったよ。」
「どこにあるんですか?」
「そこの袋の中。」
「すごい量、、、」
「持ちきれないから、あとで送ってもらうようにしてある。」
「なら、いらないですね。」
「えっ、なにが?」
「別になんでもありません。」
「教えてよ~。」
「ふん!甘えても教えません!」
確か、あいつ、今日は仕事だったよな。
「今日の仕事なぁに?」
「オープニングセレモニーのゲストです。」
俺は、チャンミンの様子をネットで調べると、チャンミンが腕を組んでいる人物。
まさか、、、
「これ、一緒にいるのは?」
「ああ、ジョンスヒョンです。」
ああ、最悪だ、、、。
ん?もう一枚は、また違う男、、、。
「チャンミン、この画像はもしかしたら、この間まで、一緒にやってた、、、」
「そう、ジュリアン。よく覚えてたね。ジュリアンは本当に紳士的で、優しいんだ。」
なんか、無性に腹がたってきた。
なんだよ。俺なんか数ある誘いを断って早めに帰ってきたのに、、、あいつは浮気か?
気持ちを落ち着かせるために、冷蔵庫から飲み物をとりだそうとすると、大きな箱。
「チャンミン、これなぁに。」
「さあ、、、」
チャンミンが知らないなんて、、、まさか、爆弾?
んなわけないわな。
箱をとりだすと、大きな苺のチョコレートケーキ。
飾られたチョコレートに英語でかかれた文字。
You belong to me.
これ、俺のセリフだよ。
「チャンミン~食べていい?」
「いいんじゃないですか?お好きなように。」
なら、いただきまーす。
「ちょっと、ヒョン!何で僕のことお姫様抱っこ?」
「食べていいっていったじゃん!」
「そっちじゃな~い!」
※【ゆのみん企画】バレンタインデー
参加されてるかたはこちらです。
http://yunomin.seesaa.net/s/article/387670152.html
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