粟島で、ふれあいキャンプ | カフェピッコロの日々

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カフェピッコロのマスターとマダムが日々の出来事を気の向くままに綴りました。

今年も、まんのう町の「ふれあいキャンプ」にボランティアスタッフとしてマダムとともに参加しました。この「ふれあいキャンプ」は、昨年の山(大川山キャンプ場)にたいして、今年は海(粟島)という趣向で、町内の小学校から28名の4~6年生が参加しました。これに町の職員や中学校・高校・大学生・一般町民など最高齢65歳のボランティアスタッフが20人ほど加わり、地域と年齢を横断した非常にユニークな人員構成のキャンプになりました。

1泊2日の行程でしたが、全くの好天(この時期は猛暑)に恵まれました。まんのう町~三豊市詫間須田港は町バス、須田港~粟島はかわいいフェリー(小型車1台と乗客50人ほど)で移動しました。
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粟島は、香川県西部の瀬戸内海に広がる塩飽諸島の内、最も西に位置する島で、往時は北前船の寄港地として栄えました。今は、小学校も中学校もない過疎の島になっています。しかし、このなんにもない島を「何かがある」と言われるようにするために色々な知恵をだし、日々の努力を重ねて人がいます。その人をカフェピッコロの2人のお客様から別々に紹介されました。

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この国立粟島船員学校の跡地内にある宿泊施設ル・ポール粟島(http://le-port.jp/)の初代支配人が前述の西山恵司さんです。

子どもたちはログ風のキャビンに泊まり、
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レトロな武道場を、
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活動の拠点に使いました。
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子どもたちの最大の楽しみはもちろん海水浴。
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貸し切り状態の島内最大の西浜海水浴場は、坂本龍馬の「いろは丸」が紀州藩の明光丸との海難事故を起こした海に面しています。もう少しすれば龍馬伝にこの場面が登場します。

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左が香川県の荘内半島で、その先端が三崎です。右は六島など広島県の島々で、その先に有名な鞆の浦があります。子どもたちは、かき氷やスイカ割りなどを楽しみながら、ギラギラ照りつける太陽が西に傾くまで遊び、海を堪能したようです。

夜は、ウミボタルの鑑賞体験。ここで西山さんの登場です。
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夜光虫と違って自然の状態でウミボタルを見ることができる条件(浜や海水の状態、水温、潮の干満、月の満ち欠け、天候)は非常に厳しく、国内でも有数の観察ポイントであるここ粟島でも、なんの知識もなく見に来てもほとんど見ることはできません。そこで、工夫を重ねていつでもウミボタルを見ることができるようにしたのが西山さんです。この辺のことは前支配人のブログ(http://le-port.jp/wp/)に詳しくかかれています。

この日も見せてくれました。そして名解説を聞かせていただきました。
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自然の状態で最高の条件が揃えば・・・広大な浜辺に幻想的な青い光を見せてくれます。
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今年は9月上旬の大潮で新月の夜が最高・・・だそうです。

こうして、ふれあいキャンプは無事終了しました。子どもたちは、今年もまたまた新たな友達を得たようです。