偽ドミナントモーション!?(2) ~ 時として偽物は本物より魅力的!? | ピアノ初心者の裏技!

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ピアノはマジックと同じ。その秘密を教えてあげようか?ピアノが弾きたいけれど、仕事や日々の生活に追われて、あまり練習が出来ない…。そんなピアノ初心者の私でも、周囲に 「 なかなか、やるね 」 と言わせる [ 裏技 ]。

では、次のような例は、

ドミナントモーションと言えるだろうか?



ピアノ初心者の裏技!



前回の記事『 偽ドミナントモーション!?(1) ~ 偽物鑑定 』では、
以下のような事例を挙げ─、



ピアノ初心者の裏技!



ドミナントモーションの条件の1つ─。



第7音が、5度下の和音の第3音へ



に該当する、



ファ → ミ



が、トップノートの、



ファ → ソ



に、かき消されてしまい…、



これではドミナントモーションとして、
機能しないという話をした。



それでは、今回は、どう思われるだろうか?



前半、二拍に渡って、構成音を変化させた G7 を、
奏でた後─、



C へと進行している。



しかし─、



ピアノ初心者の裏技!


ピアノ初心者の裏技! の時点で鳴っているのは、やはり…、



「 シ レ ファ 」



であり、前回と同様─、



第7音が、5度下の和音の第3音へ



に該当する、



ファ → ミ



が、トップノートの、



ファ → ソ



に、かき消されてしまっていることに、
変わりはない。



従って─、



今回も、ドミナントモーションとして、
機能しているとは言えない。



しかし─、



ドミナントモーションとして機能していないからと言って、
それが、間違っているわけではない。



ドミナントモーションを使いたくないケースも、
あって良いのだ。



音楽をやる以上は、必ず耳を頼りにせよ。