伴奏を「効果的」にできるペダル使用への導入レッスン＠保育ピアノ編

愛知県あま市　甚目寺観音さん（ポケスポット複数あり）と、甚目寺小学校近くの「子どもと大人と保育者/教職の方のためのピアノ教室」ぴあのすく～るSan'sのさきこ先生です。

本来は祝日なので、22日は休業日ですが、先日業務でお休みされた幼稚園教諭の生徒さんのレッスン回数が不足しており、本人が不安がっていたために夜に振替レッスンを行いました。

　入会して２年半。最初は手が反り返っていて先が心配でしたが、少しずつ伴奏で弾くのが楽な曲が出てきました。2年間勤務した保育園から、今年の春に転職して幼稚園教諭として勤務している方です。

　仏教園のため馴染みのない曲も時々出てきて、まだ読譜など苦労されているとのこと。

　この日のレッスンでは、園で使っている楽譜ではなく、基礎の復習をするために使っている「バーナムピアノテクニック　導入書」というオレンジの本を使ったレッスンでした。

　グループ４の4番、3連符アルペジオパターンをやっていたとき、ふと思い立って、生徒さんに「ペダル」を使って貰おうと思いました。

　案の定というかやっぱりというか、この方も右ペダルの使い方は決して、うまいとは言えません。というよりも、「あんまりペダルを使ったことがないし、失敗すると怖いから使うのやめとこう」という感じでした。

　4番をペダルを１小節ずつ踏んで弾いていただきました。

まだ足の使い方がぎこちないようです。

　次に、ペダルの深さを変えてみるという実験をしてみました。

　ハーフペダル、二分の一と、もっと浅い四分の一。浅くすればするほど、本人は不安げな顔で足を動かしています。

　ペダルの感触は少しわかったようで、ただ,、弾きながら違いを聴き比べるところまではまだ余裕がないため、今度は私がペダルの深さを変えて踏んでみて、出てくる響きの違いを聴いてもらいました。

＜感想＞

　ペダルを踏んだことがなかったので、難しいと思っていた。

　自分の踏み方でも、音の響きが違うことが感じられた。

　先生の踏み方だととても変わることがわかった。

上手じゃないからペダルは踏んじゃいけないと思っていたみたいです。でも、実際にやってみたら、慣れればもっとできることがわかって生徒さんは安心したようでした。

　そして、この指導は３年目でやっとできるようになってきたなぁ、と感じました。

つまり、未経験で入学される方は、2年間でペダル指導ができるところまで持って行ってあげないと本当はだめなんだなと思うし、正直ペダルを踏んで伴奏されている先生でも、どの曲も同じトーンになってしまっているのが気になります。