絶対音感がある人と無い人との比較研究では、

「いろいろな面で絶対音感を持っている人が優れている」

という報告があるそうです。

中でも、多く指摘されてきたのは、「数学的能力」と

「空間認知能力」だとか。


絶対音感を持っている人は1%以下と非常に少ない上、

絶対音感が幼少期にしか身につかない能力であるため、

調査対象となった絶対音感を持つ人は、教育環境に恵まれた

ごく限られた人であることがほとんどでした。

そのため、他分野でも優れた能力を発揮することは、

珍しくありません。


最近「少なくともこれは絶対音感を持つ人が優れている」

と言えることとして、読みの能力「母国語」と「外国語」

の習得が挙げられているそうですが、これは


絶対音感を持つ人が、音楽を聴く時に脳の一部を活性化する

ということと関連します。


ピアノを習っているお子さんの学力や知能が高いというデータは

実は昔からありましたが、この辺りのことも関係していそうですね。