第16回元町ミュージックウィーク がもうじき10月5日(土)から13日(日)に開催。
こんなに身近に、地元、わが「兵庫県」に、素晴らしい作曲家がおられます!!
「あかりが消えたよ、パッと消えた~まっくろけのけ~~っ♪」
「かばさんが~あくびをしたよ♪」「ぼくのおへそは気象台♪」
「お尻がゆれる~並んでゆれる~」etc子どもが理解できる平易な歌詞です。
その1曲1曲にボローニャ国際児童原画展入賞作家が
可愛らしい絵を描いてくださり原画(切り絵)を展示してのコンサートです。
6時45分~ (ちょっと大人) の2回公演
膝乗せ幼児は無料/会場 エスタシオンde 神戸
ご都合よろしければ是非、子供達と一緒にご来駕お願いいたします
あんぱんまんミュージアム(ハーバーランド)のすぐ近くですよぉ。
4:30~6時はどなたでも絵本原画をご覧いただけます(無料)
この歌曲集に作曲家が、ご自身の お子様達にあてたお手紙・・
ちょっと長いですが・・暖かい気持ちになります。ご紹介させてください~
高山 惇(灘区在住)子どもの歌アルバム「木かげのうた」音楽之友社
あとがき
この曲集のもとになっている2冊の童謡集があります。ぼくの2人の子供がまだ小さかった頃に、息子の僚のために作った童謡集「木かげのうた」と娘の祥(あき)のために作った童謡集「あきちゃんのどうぶつえん」です。手書きの楽譜を近くの印刷屋さんでまとめてもらった実にささやかな本でしたが、ぼくにとっては大切な本です。その2冊の本の思い出のために、その時の序文をそのままここに転載しておきます。
僚へ―――
「お父さんは僚が大好きだ。」と言うと、僚はまだ小さいので、すなおに喜んでニコニコします。こんな時もいつまで許されているのだろうかと思うと、今のうちにお父さんは何度も何度も「僚が大好きだ」といっておきたいような気がします。小さな僚のためにささやかな童謡集を作ろうと思ったのも、そんな気持ちからなのです。
祥(あき)へ―――
お兄ちゃんとけんかをしても一歩も後へひかない強情なあきちゃん。お父さんに怒られるとすぐ泣いてしまう泣き虫のあきちゃん。すぐに「アブアブ」とあかちゃんのまねをしてお母さんに抱いてもらおうとする甘えん坊のあきちゃん。おままごとではいつもお母さんになってお人形の赤ちゃんをかわいがるおませなあきちゃん。うれしい時には「ワーイ、ワーイ」とさけぶ愉快なあきちゃん。てっぽう玉のように走ることも、テーブルの上から飛び降りる事もできる元気なあきちゃん。「とけい」を「けとう」、「ぶどう」を「どぶう」などと言ってしまう変なあきちゃん。スヤスヤ眠っているかわいらしいあきちゃん。・・・・・。
お父さんにはどんなあきちゃんも大切です。その時その時のあきちゃんに「さよなら」を言うようなつもりで見つめています。これまでも、これからも。
3歳の祥の保育園への入園祝いとして、この童謡集を贈ります。動物園が大好きな祥へ。
この本ができるまでにお世話になった方々に感謝します。故人となられた小春久一郎を始め詩人の皆様、すてきな絵を頂いた貴志真理さん、音楽之友社の方々、本当にありがとうございました。そして最後に一番大きな感謝をぼくの奥さん、高山アヤ子さんに捧げます。
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高山 惇 プロフィール
関西学院大学経済学部・京都市立音楽短期大学作曲指揮科卒業
元 芦屋市立岩園小学校教諭
2012年まで甲南女子大学 総合子ども学科 准教授
関西学院大学混声合唱団「エゴラド」指揮者