こんにちは。
ちいちゃんです 
今日も広島市内、風が冷たいです 



母が慢性腎不全と診断されて、1年半が経ちました。
本当に突然のことで、今日のこの日まで大変な道のりでした。

仕事のこと・食事療法のこと・薬物療法のこと・外来のこと ・・・
生徒さんにもいっぱいご迷惑をおかけしてしまったし
今もだけど

オペラの仕事にも無理をたくさんお願いしてきました。
この1年半本当にいろいろなことが起こりすぎて
あっという間だった、とも言えます


わたしには、この1年半ずっと思い続けてきたことがあるんです。
それは、生体腎移植です。

わたしの腎臓を母にあげられないか、ずっと考えていました。
行く先々の主治医に何度も何度も相談してきたんですけど、
返事は同じ

「娘さんからお母さんにあげるのは、ちょっと反対ですね」って。

だから、1年半も時間が経ってしまったんです・・・けど

もちろん、母自身もわたしから腎臓をもらうことは辛くて躊躇しています。
でも、隣で苦しむ母を見る娘の気持ちも辛いんですよね
なんとか助けられないか、そればかり考えてきました。

母の食事療法は結構厳しくて
塩分、たんぱく質、カリウム、リン、エネルギー、血糖値
これらを計算して、毎日3食 わたしが見よう見真似で作ってきました。

それでも途中、上部消化管出血で2度の吐血。
救急搬送も何度も。。。
今は腹水が出てしまって、さらに体力が落ちています。

もうこんな辛い思いはしたくないというのが本音なんですよね。


それで、思い切って
腎臓移植の名医 K共済病院の光畑先生のもとへ行ってきました
体力が落ちている母には少々遠い道のりでしたが、
2人で頑張って行きました

新患受付を済ませ、しばらくすると
移植にあたって、ソーシャルワーカーが
母とわたし、個別に面談をおこなうとのことで面談室へ。
母は、なが~い面談だったんですよ。
何を聞かれてるんだろう?って思うくらい。

そして、やっとわたしの番に。

「僕とちいちゃんさんは、年齢が近いんですが
なぜ、腎臓をあげようと思うんですか?
僕だったら、少し躊躇してしまうんですけど・・・」って。

わたしは、そんなこと思ったことないから
何て答えようか悩んだんですけど

「わたしの腎臓で母がもう一回元気になれるなら、
それが1番の喜びです」って言ったんです。
そしたら即、面談終了!
わたしは、わずか2分の面談でした。

その後、まずはわたしの検査から。
わたしの腎臓が元気でないと母にあげられないですから 
 尿糖や尿蛋白がおりてないことが最低の条件です。
そして、2人ともにB・C型肝炎がないこと。

処置室に入ってびっくり!

11本の採血
それに尿検査とエコーも。

11本採血した割には、フラつきもなく無事終え、
結果がでるまでの間、昼食をとることにしました。
もちろん、朝作ったお弁当です
手作りの 低たんぱくクッキーも

朝11時に病院に到着して、光畑先生に辿り着いたのは
午後3時半

待たされました・・・

診察室に入るなり、
光畑先生が「腎臓2個ある?」って唐突に。

えっ?
腎臓ってみんな2つあるんじゃないんですか?

稀に、生まれつき腎臓が1つしかない人がいるんですって。
でも、わたしはすこぶる立派な腎臓が2つあるそうです。
光畑先生が、君なら腎臓が1つになっても十分元気に暮らせるよって
血液検査の結果も問題なしでした。
とりあえず一安心です。

あとは母とわたしの血液が合うかどうかのクロスマッチという検査もしましたが、
これらは結果がでるまでに時間がかかるみたいです。

どうか、腎臓移植がうまくいくように祈るばかりです