後援会員の皆様には、そろそろお手元に届いたのではと思いますが、私のリサイタルのご案内を。

1999年に発足していただいた「伊藤亜希子後援会」。

ほぼ毎年、芸術ホールでリサイタルを行わせていただき、今年は創立25周年を迎え、6月16日に記念のリサイタルを開催します。

そして、このリサイタルの後に、後援会を解散していただくことになりました。

後援会主催では、今回が最後のリサイタルとなります。


後援会創立25周年記念

第22回 伊藤亜希子ピアノリサイタル

6月16日(日)13:30 開演

函館市芸術ホール〈ハーモニー五稜郭〉

一般 2000円(後援会員 1800円)

※当日券での会員割引はありません

学生 1000円

ご予約&お問い合わせ 伊藤亜希子後援会 090-7641-8036



会員の皆様と事務局の皆様の25年もの長きに渡るご支援に感謝を込めて、これまでのリサイタルで演奏したプログラムの中から、良く知られた作品を中心に、お送りいたします。


後援会だよりも、26号になりました。

コロナ禍では活動が制限されたこともあり4ページでしたが、今号は8ページに戻り、最終号ということでフルカラーで作っていただきました!



最初の頃に行っていた終了後のオープン打ち上げも、ラストということで、以前より小規模ではありますが復活します!



気がついたら、もうあと2ヶ月弱。

これから大急ぎで準備に入ります。

お時間ございましたら、ぜひお越しください。

ヌーベルコンサートの翌日の4月7日(日)には、北海道立函館美術館のホールをお借りして、ソプラノの次藤正代さんと、「令和6年能登半島地震災害支援コンサート コンセール・ドゥ・ソリダリテvol.15」を開催しました。

 

能登半島地震災害の支援として行うのは、2月17日の新函館北斗駅ほっとギャラリーでのvol.14に続いて、2度目となります。

今回は、北海道立函館美術館様と館長の辻俊行様に全面的にご協力いただき、行うことができました。

会場としてお貸しいただけないでしょうか…と、次藤さんと2人でダメもとで館長室にお願いに伺ったところ、その場ですぐに、「良いですよ!」とお返事くださり、それから本番まで、辻館長様のお陰で、すべてが流れるように進んで行きました。

 

当日は、予想をはるかに超えるお客様にお越しくださいました。

その数、約170名!

開場の1時間以上前からお待ちくださっていた方々もいて、開場したと同時に並べていた椅子はあっと言う間に埋まってしまい、美術館の職員の皆様が可能なギリギリまで追加してくださったそうです。プログラムも、何度もコピーを追加してくださったとのこと。

お仕事もある中、ご協力くださり、本当にありがとうございました。

 

いよいよ開演。

お客様の間を縫ってピアノへ。

1曲目のヘンデルのアリア「泣くがままに」を終えて、MCでマイクを持って話そうとしたとたん、立ち見してくださっているたくさんのお客様を目にして、思わずこみ上げてくるものがあり、泣きそうになってしまいました。

 

 

 

 

いかんいかん、まだ始まったばかりで泣いてる場合じゃない、次藤さんにも迷惑かけちゃう、立ち見のお客様たちのためにもどんどん進めないと!と自分に言い聞かせて、なんとか無事に話し終え、マイクを次藤さんにバトンタッチできました。

ずっと立ち見でお聴きくださった方々、とてもお疲れになったことと思います。でも、皆さん最後まで残ってくださり、嬉しかったです。

 

 
 

 

今回の他のプログラムは…

次藤さんの歌で「さくらさくら」をお聞きいただいた後に、平井康三郎がピアノソロ用に書いた「幻想曲さくらさくら」へ。

ルッツィのアヴェ・マリア。

ソリダリテを発足して以来、毎回、必ずと言っていいほどプログラムに入れている私たちの大好きな作曲家木下牧子さんの作品からは、展示中の函館出身の版画家前田政雄の作品の雰囲気に絡めて選んだ「風をみた人」と、東日本大震災で被災された方々に寄り添われたアンパンマンの作者やなせたかしの作詞による「さびしいカシの木」、「犬が自分のしっぽを見て歌う歌」を。

朝ドラの記憶も新しい服部良一の「蘇州夜曲」。

ピアノソロをもう1曲、ショパンのノクターンNo.2。

 

そして最後は、これも、ソリダリテでは必ず演奏している「故郷」。

演奏中は気づきませんでしたが、辻館長様が記録用に撮ってくださっていた動画を見ましたところ、「故郷」の演奏中、客席に、隣の方に背中をさすられながら泣きながら聞いてくださっている方がいて、後から、珠洲市にお家のある方だとお聞きしました。

私たちには想像できないいろいろな思いを抱えていらっしゃることと思います。

そんな中でコンサートにお越しくださったことに、心から感謝いたします。

 

 

 

 

 

予定していたプログラムを終了したところで、今回のコンサートで、私たちを全力で応援、支えてくださった道立函館美術館館長の辻󠄀俊行様をご紹介。

私たちにとって、アンパンマンも超えてしまうくらい強力な味方となってくださいました!

館長自ら記録用に動画と写真撮影までしてくださり、ここに載せている写真もそちらを使わせていただいております。

 

あれ?何か持っていらっしゃるけどあれは何?

 

 

 

 

美術館の皆様からの募金でした!

なんと、辻󠄀館長様の手作りだったそうです!

 

 

 

 

次藤さんと私を驚かせたところで、ここからはお客様へのサプライズ。

辻館長様にギターで加わっていただき、3人でアンコール♪

実は館長様、若かりし頃にはレコードも作られ、シンガーソングライターとして活躍、現在も、ご自身でYouTubeチャンネルもお持ちの方なのです。

一昨年まで函館市教育委員会の教育長をされていて、函館音楽協会や文団協等の行事でお見かけすることはありましたが、直接お話しする機会は無く、遠い存在の偉い方と思っていたら、とても気さくな温かいお人柄でびっくり!

その後、私が教育大附属函館中学校の3年生だった時に教育実習にいらしていて、しかも私のクラスの3Aに配属、国語を教えていただいていたことが判明!

そう言えば…確かにギターを弾きながら歌ってくれたかっこいい教生先生が居た…シングル盤のレコードのジャケット写真がぼんやりとよみがえってきて、でもあれは小学校の時じゃなかったっけ?と思い、同期で教職についていた(いる)友人たちに聞いてみたところ、「そうだよ~!前の教育長先生は、中3の時の実習生だよ!」って。

それが分かってからは、「館長」ではなく「先生」としか呼べなくなってしまったので、ここからはそうさせていただきます。

 

そのようなご縁もあり、アンコールで共演していただけないかとお願いしてみたところ、なんと、快く(ご本人は、私の勢いに断れなかったと思っていらっしゃるかもしれないですが)お引き受けくださったのでした。

 

曲目は、ニュー・シネマ・パラダイスのテーマ曲のメドレー。

こちらからお願いしておきながら、先生のご存知無い曲を選び、ギターの譜面も無いという過酷な状況に耐え、耳コピで練習してくださり、私たちの無茶ぶりに見事に応えてくださるので、当初の予定よりもどんどん弾く箇所が増えて、ついには、全曲通してずっと演奏していただくことに。

もちろん、本番は大成功!「館長さんがギターが上手でびっくりした!」という声の多かったこと。

 

 
 

 

 

辻先生には、感謝してもしきれません。本当にありがとうございました!

 

当日行けないので…と事前にお預かりしていた分も含めて、皆様からお寄せいただいた募金は18万7963円となり、4月8日に、日本赤十字社令和6年能登半島地震災害義援金に送金いたしました。

ご協力くださった皆様に、心よりお礼申し上げます。

被災された方々に、皆様と私たちの思いが早く届けられることを願います。

 

最後に、お手伝いしてくださった皆様と記念撮影。

 

 

調律は、小川ピアノ工房の小川進さんが無償で行ってくださいました。

当日、開館前の7時半から調律してくださり、長時間に渡って大変お世話になりました。

美術館のピアノはヤマハのS400B。元町のカフェ・ペルラにあったのも同じ型で、大好きなシリーズのピアノでした。

製造されてから30年以上経っていると思われますが、温度と湿度の保たれた環境に置かれていることと、小川さんの素晴らしい技術のお陰で、とても良い音を奏でてくれました。

小川さんの調律で、近い将来またあのピアノを弾くことができますように♪

 

 

コンサートを担当してくださった美術館の大下智一様。

お忙しい中、ご協力くださり、本当に助かりました。

私が一度ピアノをやめてしまい、10か月間だけ通っていた函館中部高校で同期だったことが分かり、これまたびっくり!

その後、私は再びピアノの道を目指して新たに藝高を受験、中部高校を中退したので、在学中に出会うことはありませんでしたが、これも、函館の狭さを実感する不思議なご縁でした。

 

受付は、次藤さんのお友達の大館美佳さんと、私の後援会事務局の大坂千晴さん&木村園さんが引き受けてくださいました。

2月の新函館北斗駅でもお手伝いしてくださいましたが、ソリダリテのコンサートにいつも駆けつけ、助けてくださる方々です。

温かいお心に感謝いたします。

これからも、よろしくお願いいたします。

 

今回のソリダリテのコンサートも、たくさんの方々に支えていただき、行うことができました。

一日も早く、被災地が復興することを願います。

 

おまけ:リハーサル中の美術館ホール(ロビー)。

 

天井も高く、素晴らしい音響です。

新聞でも取り上げていただいておりますが、先週の土日に行った2つの能登半島地震災害支援コンサートのご報告を。

 

まずは、4月6日(土)、函館市公民館講堂にて、『令和6年能登半島地震復興支援 ヌーベルコンサート』。

サクソフォーンのヌーベルアンサンブルが主催。

代表の橋本公志さんとは、長い間共演させていただいていて、昨年の創立50周年記念演奏会でもゲストで弾かせていただいています。

支援コンサートを行うことをお聞きしたので、ピアノが必要でしたらおっしゃってくださいねとお話ししたところ、出演することになりました。

ヌーベルアンサンブルさんには、2014年にソリダリテが開催した東日本大震災復興支援コンサートに出ていただいたこともあります。

 

ヌーベルアンサンブルの8名(橋本さん、深山由衣さん、上田育子さん、川村琉月さん、中埜渡信裕さん、小川和哉さん、齊藤久美子さん、長尾千夏さん)の皆さんが、様々な組み合わせで、クラシック、ポップス、子供の歌など、幅広い世代が楽しめる多彩なプログラムを演奏。

たくさんのお客様がいらしてくださいました!

 

私は、まず、昨年の50周年記念でもご一緒させていただいたクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」を、橋本さん、上田さん、中埜渡さん、齊藤さんと。

その後に、前日に「ソロも1曲!」と言われて、急遽ショパンの「幻想即興曲」を演奏しました。

 

第2部では、となりのトトロの「さんぽ」を、橋本さん、中埜渡さんとのトリオで。

「さんぽ」だけではなく、劇中の音楽がさり気なく散りばめられている素敵なアレンジで、とっても楽しかった!

 

アンコールに全員で、啼鵬作曲「アロング・ウィズ・ユー」。

東日本大震災発生直後に書かれた作品とのこと、心に響く美しいメロディーとハーモニーで大好きになりました。

 

チケット収益金の全額10万2500円は、令和6年能登半島地震吹奏楽義援金として、石川県吹奏楽連盟に寄付されました。

当日配布のプログラムに掲載された石川県吹奏楽連盟の理事長様からのメッセージによりますと、交通と通信が遮断された地域もあり、加盟団体の被災状況の全容はいまだ明らかになっていないそうです。

今回の収益金は、吹奏楽の活動をされている方々にピンポイントで届くように寄付されています。

一日も早く、被災された方々が音楽活動を再開できますよう願います。

本日の北海道新聞道南版「みなみ風」に、4月6日(土)に開催された「能登半島地震復興支援 ヌーベルコンサート」の記事が載っています。


代表の橋本公志さんはじめ、ヌーベルアンサンブルの皆様、お疲れ様でした。
ご来場&ご協力くださった方々、ありがとうございました!

本日の函館新聞に、7日(日)に北海道立函館美術館にて開催させていただいた『コンセール・ドゥ・ソリダリテvol.15 能登半島地震災害支援コンサート』の記事を、載せていただきました。



早坂記者様、ありがとうございますお願い

本日の函館新聞に、一昨日6日(土)に出演した能登半島地震復興支援 ヌーベルコンサートの記事が掲載されました。



ご協力くださった皆様、ありがとうございました。
こちらの報告も、また後程…

昨日7日(日)、北海道立函館美術館ホールにて開催させていただきました『コンセール・ドゥ・ソリダリテvol.15 能登半島地震災害支援コンサート』を、お陰様で無事に終了いたしました。

約170名のお客様にお越しいただき、お寄せいただいた募金は18万7963円となり、先程、日赤令和6年能登半島地震災害義援金に送金してまいりましたので、取り急ぎ、ご報告いたします。



ご協力くださった全ての皆様に、心より感謝申し上げます。

被災地の一日も早い復興を願います。

遠く離れてはおりますが、函館から、たくさんの方々と共に能登半島の皆様を応援しております。


コンサートの詳しい記事は、後程改めて書きますのでお待ちください。

本日の函館新聞に、明後日6日(土)の『令和6年能登半島地震復興支援 ヌーベルコンサート』の記事が載りました。


お時間ございましたら、ぜひお越しいただき、ご協力をお願いいたします。


昨日の台湾での地震の被害も、とても心配です…


今朝早く、地震で目が覚めました。

どうしよう…起きたほうが良いかな…と思っているうちに止まったので、そのまま寝てしまいましたが、結構長く揺れたように感じました。うつらうつらしていたので実際どうだったのかわかりませんが…

いつどうなるか、日本に住んでいたら他人事では無いと改めて感じました。


そして、朝、起きましたら、本日の北海道新聞道南版『みなみ風』に、今度の土日の支援コンサートの記事を載せていただいていました。



令和6年能登半島地震復興支援

ヌーベルコンサート

4月6日(土)14時~

函館市公民館講堂

入場料:500円

出演:ヌーベルアンサンブル(サクソフォーン)、伊藤亜希子(ピアノ) 

収益金の全額は、能登半島地震吹奏楽義援金として石川県吹奏楽連盟に寄付されます。



コンセール・ドゥ・ソリダリテ vol.15

能登半島地震 災害支援コンサート

4月7日(日)14時~

北海道立函館美術館 ホール

入場無料 ※募金箱を設置

出演:次藤正代(ソプラノ)、伊藤亜希子(ピアノ)

収益金の全額を、日本赤十字社の「令和6年能登半島地震災害義援金」に寄付します。


コンサートまで、間もなくとなりました。

皆様の温かいご協力をお願いいたします。

3月31日(日)函館市芸術ホールで開催された「Blueの音楽祭 2024」に、秋濱香里子ちゃん(ヴァイオリン 中2)、齊藤千子ちゃん(クラリネット 高1)と出演しました。


4月2日の「世界自閉症啓発デー」に関連したイベントの1つで、ハワイアン、フラ、子供たちのダンス、管楽器のアンサンブル、バンドなど、様々なジャンルの9つの団体やユニットが参加しました。

私たちのユニット名は『ぷちぼぬーる』。

フランス語で小さな幸せという意味。


これまで、それぞれのソロの伴奏で共演することはありましたが、この3人で一緒に演奏するのは今回が初めて。

啓発デーのイメージカラーのブルーを身に着けることになっていたので、3人ともブルー系のドレスにしました。

香里子ちゃんと千子ちゃんが交互に曲紹介のMCを務めながら、ヴェルディのオペラ「椿姫」より 乾杯の歌、映画ニュー・シネマ・パラダイスの音楽のメドレーと情熱大陸の計3曲を演奏。



2人とも、終わってステージ裏での第一声は、「楽しかった~飛び出すハート

うんうん、先生も楽しかった爆笑


トークを挟みながら演奏するのは、決して簡単なことではないのに、どちらも立派にやり遂げた2人を誇らしく思いますキラキラ


香里子ちゃんと千子ちゃんにとっても、そして私にとっても素晴らしい経験をさせていただくことができました。


ご指導くださったクラリネットの岩平尚子先生も、聴きにいらしてくださいましたお願い