3月13日。
セカンドオピニオンの第2回目。眼科専門医にアインの左目を診てもらいました。
未だ出血は続いており、虹彩部分からジワジワと出血しているとのこと。
拡大鏡では目の中が確認できない状態であることは変わりなく。
超音波検査の結果、虹彩の奥に見える黒い影は、「やはり・・・、恐らくメラノーマでしょう。」とのこと。
「やはり」が付いても「恐らく」が付くのは、病理検査をしないと「影」がメラノーマか否かは確定できないから。ま、獣医の経験則からして、所見、メラノーマなんでしょうな。
この日、新しく発見されたのが、アインの左目の白目の部分にある黒いホクロのようなもの。
実は、このホクロ。私自身、以前に確認していました。
いつ頃だったかは覚えていないのですが、マイボームが猛威を振るいだし、パニマイシン点眼薬を常用し出して間もない頃。多分、去年の春~夏あたり?
アインの白目部分にはマイボーム菌?による炎症が見られ、菌と闘っている部分が赤茶色に変色していました。そこにある日突然、黒い小さなホクロが出てきました。
何だろうと思いつつ、他の患部のケアで精いっぱいだったので、このホクロのことはすっかり頭から消え去っていました。
獣医曰く、黒いホクロは眼球内のメラノーマが眼球の外側にまで進行してきたものであろうとのこと。
以下、獣医との会話。(獣医『』、私「」)
『メラノーマだとすると、このまま出血は止まりません。メラノーマは血管を呼び寄せるので、活動している間は出血が続き、呼び寄せる血管が無くなると最終的に目が小さくなって出血が止まります。その間、かなり目が痛みます。』
「・・・痛いんですか。」
『はい。ただ、メラノーマは比較的良性傾向があるので、目の中だけで収束することも多く、他の部分への転移は4%ほどと言われています。』
「4%って、結構な高確率ですよね。」
『・・・はい。』
「目が小さくなるって、死んだ魚の目・・・焼き魚の眼みたいになるんですか?」
『・・・はい。』
「それで痛みは無くなる状態に?」
『はい。』
「血管を呼び寄せるんなら、毒を盛られた血が体の中を循環し続けるってことですよね?」
『・・・はい。』
「・・・・・普通に、転移しますよね。」
『そう、ですね。転移するとしたら、真っ先にやられるのが肝臓です。』
「えっ!一か月くらい前に血液検査をしたら、肝臓のALTが450くらいに跳ね上がってたんですけど!!ずっと正常値だったのに・・・。」
『!!』
「あと、1~2か月くらい前から、胸部がちょっと熱っぽくて・・・」
『・・・・・』
『飛んでる(転移)・・・かもしれませんね。』
「・・・ん~。まぁ、だとしたら合点がいきますけど。」
「転移を回避するためには、眼球摘出なんかが必要になるんですか?」
『そう言われていますが、実際、眼摘の際には我々は眼球を触りますんで、手術時に却って飛ばしてしまうこともあるんですよ。』
「・・・あぁ。」
『なので、下手に触らずに、目の中だけで収束するのを待って、落ち着いてから義眼に入れ替えるなどの処置がとられるケースもあります。・・・が、この子の場合、17歳ですのでね。』
「そうですね。手術はちょっと・・・。何とか痛みを取り除く治療をして頂ければ・・・。」
概ねこのようなやり取りをしました。
結局は、目の痛みを取り除く治療を施しつつ、転移があればそこにも配慮しながら、アインが弱っていくのを見守るのみだと、そう告げられました。
まぁ、それしかないよね~ という感じ。
ただ。
痛いのは。
辛い。
だから、何か私にできることはないかと、帰宅してから再びネットで検索しまくりました。
>> つづく