スポニチアネックス 9月2日(月)7時1分配信
世界文化遺産登録で登山者激増が見込まれた富士山でこの夏、山梨県側の吉田口から入山した登山者が昨年より約1万4000人少ない23万2682人だったことが分かった。
山梨県富士吉田市が1日発表した。登山口に至る富士スバルラインのマイカー規制が例年の2倍の31日間に延長されたことや、地元自治体の呼び掛けや報道の影響で、睡眠を取らずに山頂を目指す「弾丸登山」が減ったことが主な原因とみられる。
集計の対象は今年7月1日~8月31日。弾丸登山とみられる午後9時~午前0時の入山者は、昨年より約30%減の2万1343人で、過去7年間で最も少なかった。
山開き(7月1日)直後の最初の1週間は前年同期の46%増だったが、その後はあまり増えなかった。登山者が1日8000人を超える日も例年は数日あるのに、今年は一度もなかった。
頂上にいても、登山者の減少はあきらかでした。
御来光後、例年だと昼頃まで混雑していましたが、
今年は御来光の後はぱったりと客足が途絶えていました。
マイカー規制の影響で、時間帯が限られたのもありますが、
それよりなにより過熱報道での混雑を懸念しての登山中止も多かったと思います。
来シーズンは例年通りのお客さんが戻って来てほしいものです。