妊婦のためのママフォトグラファー
やまぐちゆかです。
なぜ
妊婦のためのママフォトグラファー
と、名乗っているのかを
お話ししたいと思います。
なぜ。
「妊婦さんに伝えてほしいことがあるから」
では、何を伝えるのか。
「命を懸けて命を産む」
ということ。
2011年、3月。
妊娠41週を迎えたその日、
私は娘を出産しました。
ただし、
命を産むことはできませんでした。
そう、死産だったのです。
信じられないというか、
意外と冷静というか。
困惑している自分と
全く外から見ている自分。
何が何だかわかりませんでした。
2日前に検査したときは
モニター上は問題なかったのに。
モニター上は。
ただ、私は
ちいさなちいさな違和感を感じていました。
でも、問題ないといわれるから
それでいいんだと思うことにしました。
あのとき、ちゃんと声を大にしていれば。
そんな思いだけが残ります。
不幸なことに年間4千組のご家族が
私と同じような体験をされているそうです。
どうしようもないこともあります。
しかし、同じ思いをする家族を
少なくすることができるのなら。
それが私の娘が私のもとに来てくれた意味なのでは。
では、私に何ができるのか。
そう思った時に、
妊婦のためのママフォトグラファー
そう名乗ることに決めたのです。
写真というツールを使って
「命懸けで命を産む」
ということを伝えたい。
妊娠・出産・育児
簡単にできるなんて思わないでほしい。
こんな尊いこと、ほかにはありません。
こんな奇跡、粗末にしないでほしい。
こんな素敵なことをやってのけた、
『あなた』は本当に素晴らしい。
どうぞ、ご自分に自信を持ってください。
どうぞ、ご自分を褒めてあげてください。
どうぞ、ご自分をいたわってあげてください。
お子さんを抱きしめてあげてください。
産まれてきてくれたあの瞬間を思い出してください。
産まれてくるその時を想像してみてください。
妊婦のためのママフォトグラファー
山口 友香