ピエール・マルコリーニ プラリネ シトロン ♪84.8

姉ちゃんの手土産スイーツランキング


 
ミルクチョコレートの中にレモンで香りづけしたアーモンドプラリネとのこと。

フルーツ系のショコラがあまり好みではない当方も、この完成度には圧巻です。
まずは口どけがよいガナッシュです。
口当たりにアーモンドミルクチョコレートの風合いをみせつつ、レモンの風味を添えてきます。
レモンの味わいはレモネード的ではありますが、チョコレートの風合いに派ぶつからず、ピエール・マルコリーニファンが最も期待する、上質のチョコレートの味わいを存分に楽しませてくれるものです。
後味にミルクの風合いがポコッと浮き上がります、
このコクの強さを導くのがアーモンドの個性であり、ミルクとの調和に長けています。
ミルクの個性は余韻でも真価を発揮し、心地よくも優雅に漂うのです。
レモンとミルクとチョコレートをここまで調和させるのは凄いことですよね。
いくらかレモンの風合いに生っぽさがなく、悪く言えば量産ジュース的、または人工的でもあり、まあなんというかレモンリキュール的すぎるというかなぁの個性が「らしく」はないように思えるのですが、それも全く問題ない範囲。
材質の上等さを突きつける作品というよりは、神がかり的なバランスを成し遂げたレシピの凄身を感じる作品でしょうかね。

*エボリューションシリーズ(2010春-) \263/1粒
 プラリーヌのサイズを「ひとくちで、いっそう完成された世界が楽しめる」ものへと進化させた2010年春からのコレクションです。