バニラアイスクリームとコーヒーアイスクリーム、そしてキャラメルリボン・・・、うーんサーティワンアイスクリームに作らせたら完璧なものを提供しそうなレシピです。
キャラメルのソースは甘さがぬるっとした太さをもちながら密っぽい風合いはしっかりと感じさせ、カラメル系の苦みを表しつつも角に貫録をみせるものではないところが17アイス(セブンティーンアイス)らしい個性かもしれません。
バニラアイスクリームは淡白で、コクの足りない、明快なラクト系、コーヒーアイスクリームは少し軽快さをもち、滑らかさを控えめに少しだけ清涼感を主張するものです。
しかしその個性にキャラメルリボンが重なりをもつことで、クリーミーな濃密さをもつコーヒーアイスクリームの風合いを作ろうとしているあたりに、作り手の狙いを感じさせます。
このアイスクリームの嬉しいところはチョコワッフルコーンを使用していること。
コーヒーの苦みやカラメルの苦みといった個性にコーンがしっかりとした相性で、整った大人の味を演出します。コーンの美味しさで、すこしコーヒー牛乳的な軽薄な味わいをしっかり引き締めた点は見事。
美味しいですね。