口当たりは抹茶の独特の丸みある風味がややくどい印象も受けますが、後味の良さに３１アイスクリームの実力を感じます。
余韻ではミルクと抹茶が重なり合い、コクのある甘味を生み出します。
生クリーム的にコクをしっかりと携えたこの味わいに、抹茶の癖が排他性を感じさせないギリギリの塩梅で感じられ、そこにミルクの持つ旨みがぶつかってくるのですが、それも味のバランスを壊すことなく適度なコントラストとしてとらえられるものであります。
素直にアイスクリームで頂けば、深みを感じさせる渋みと洗練された味わいに、その他大勢のもったりした甘味の抹茶アイスを凌駕していた３１アイスクリームですが、シェイクでは意外にももったり感がやや増すのは残念に思います。温度がシェイクの方が幾分高いことも影響しているとは思いますが、ミルク自体のコクの強さもあるのでしょう。
できれば乳脂肪分が高い牛乳を使用していないお店で注文したいフレーバーです・・・、というよりは抹茶はアイスがいいんです。もちろんシェイクでも美味しいので、低い評価にはなりませんが、アイスでのあの完成度はシェイクでは少し見えてこないんですね。
ちなみに牛乳は牛が食べるもので乳脂肪分は変化します。
牛が乾燥した草を食べると乳脂肪分は上がるんです！
つまり草が枯れてしまう寒い時期ぬむけて乳脂肪分が高まり、コクのある味わいになるということ。
だからミルクのコクを存分に感じたいシェイクは冬に飲めと言っているんですよ！！
でも今回のフレーバーだけは別ですかね。