ＰＳＯドラゴン登場＆澤井先生デザイン発表！
「ファンタシースターポータブル２」プロデューサーの酒井です。
台風の後、東京は急に寒くなってきました。皆さん、風邪には気をつけてくださいね。
さて、本日発売の週刊少年ジャンプさんに、「ファンタシースターポータブル２」の記事が掲載されています。
こちらで、かねてよりウワサされていた、「ファンタシースターオンライン」に登場したボス「ドラゴン」の登場が発表されました。
発表されたメインビジュアルにも出ていましたし、ＴＧＳでステージをご覧になった方はご存知だったと思いますが…。
で、ドラゴンのほうですが、今日は少し昔話でも。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、実はこのドラゴンはデザイナー時代に酒井がデザインしたものです。
「ファンタシースターオンライン」に関わって一番最初に作ったキャラクターがこのドラゴンでした。
セガサターンのソフト「ＡＺＥＬ パンツァードラグーンＲＰＧ」でプレイヤーのドラゴンを作った後、「ドリームキャストでびっくりするような絵を出してみて欲しい」と言われて作ったのが、このドラゴンの登場する、「ファンタシースターオンライン」が発表された時のデモ映像の一シーンでした。
元来怪獣大好きだったんで、ファンタジーに登場するようなドラゴンをいっちょ作るか、なんてワクワクしながら色々資料を集めて作ったのは今でも懐かしい思い出です。結局そのままゲームの中にも登場する事になり、一番最初のボスになった訳です。
当時は分業もまだあまり進んでいませんでしたから、デザイン、モデリング、テクスチャー、モーション、全部自分でやりましたね。
ＰＳＯのゲームの中で出会うドラゴンは、初めての巨大ボス、と言う事でその大きさもさる事ながら、すごく強くて、いろんな方に強烈なインパクトを残したんじゃないかと思います。
まさに、「協力しないと倒せない！？」なんて思わせる強さを持ったボスでした。
でも、しばらくレベルあげすると、いとも簡単に倒せるようになって、ある意味強くなった事を実感できる、そんな一面もあるんですよね。
やっぱりゲームを作っている以上、皆さんの心に残る何かを作りたいものです。
そして、そう言うものに関われた事はとても素晴らしいことだと思います。
「ファンタシースターポータブル２」も、そんなゲームになって欲しいですね。いや、そうなるように頑張ります
今回の「ファンタシースターポータブル２」のドラゴンは、別の現役のデザイナーに任せて作ってもらいました。
新しいデザイナーのテイストが少しはいって、行動なども新しくなり、少し「ファンタシースターＺＥＲＯ」のレイバーンに似た動きも入っていたり。だけど、ＢＧＭなんかそのままだったりして、プレイしていると、また興奮がよみがえってきます。
近日中に公開される予定のＴＧＳのステージの映像（Fun!Fan!とは違う、ビジネスデーのステージですね。）では、実際に戦っている様子が見られるはずです。
ストーリーモードでもでてくるようですが、フリーミッションなどでは、ちょっと特殊な条件があるみたいです。
え？他のＰＳＯのボスは出てこないのかって？
ん～そのものって訳じゃないけど、デザインを見ると、何かを思い出してしまうような、そんなテイストがあるボスはいますね。
ほら、これなんかねえ･･･あ、またボケてしまった･･･。
酒井の感覚では、他にもある気がします…。
「ファンタシースターポータブル２」は前作の倍のボスがいますし、「レオル・バディア」を初めとして新規のもの、今までになかったタイプのボスなんかもいて、戦い甲斐があるものが揃っています。
ＴＧＳで戦った方は分かると思いますが、ディ・ラガンなど既存のボスも結構違う動きをしたりしますし、緊急回避が入った事で、今までよけられなかった攻撃が避けられる様になっていたりと、戦略も変化していたりします。
手ごわくなったボス達と、戦うのを楽しみにしていてくださいね！！
今週号のジャンプではもう一点、ジャンプコラボデザインの発表第２弾として、澤井啓夫先生のデザインされたアイテムとしてコスチューム「プラチナ･タイガー」と武器「怒れる焼きマシュマロ」が公開されています。
名前だけじゃどんなデザインか想像もつかないですよね？是非ジャンプで見てみてください！
実は、コラボで一番初めにデザインをあげていただいたのが澤井先生だったのですが、それを見た時のチームのメンバーの衝撃（笑撃？）はすごかったです。
掲載されているデザイン画だけでなく、かなり細かい設定のイラストもあるのですが、そこに書いてある設定が、先生のこだわりが見えていちいち本当に面白くて、大爆笑もの！
みんなで爆笑しながら、読ませていただきました。
ファンタシースターシリーズを昔からやっているので、関わる事ができて嬉しい、と言う直筆のメッセージまで添えてくださっていて、とっても感動しました。
澤井先生ならではの、我々の発想からでは絶対に出てこないデザインで、実際にゲームの中で見るとある意味「笑撃」を受けるアイテムですので、目立ちたがり屋の方や、お笑い担当の方は是非使ってみるといいんじゃないかと思いますよ。
ではまた次回！