価値を生み出す専門性

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最近の自分の臨床で特に意識することがあります。


それは、

自分の提供するものが診療報酬という名のキャッシュフローに相応しいものであるかどうか

ということです。


目の前で金銭的やりとりをする訳でないので昔は気にもしませんでしたが、

リハビリテーションの現場ではかなりの額が動いていることを、

改めて感じるようになりました。



現在の規定では、

20分で250点(=2500円)、


つまり

一時間指導すれば7500円ものお金が医療費として動いていることになります。


この1時間をどのように費やすかは現場のセラピスト次第です。



自分の価値観がそうなってきたからなのか、


以前よりも対象者の生の声がよく聞こえるようになった気がします。



「お金を払って身体を悪くしに行ったような」


「痛くても頑張らないといけないんでしょ」


「そんな普段せんようなことして何になるのか」



これらは医療者側の都合、
もしくは無知から価値を感じなかった対象者の表出内容です。


対象者にどのような問題点があったとしても、

本人が主体的に取り組む価値を感じなければそれは適切な戦略でないということになります。


脚が重たい、膝が痛い
という患者さんの原因は膝ではなく中殿筋の機能不全で末梢への二次的なメカニカルストレスの可能性を考慮しなければいつまでも膝の筋トレに無駄な労力を使いますし、

安全欲求が満たされていない段階の方の注意機能を評価しようとしたところでそもそも本来のパフォーマンスが発揮できるはずがありません。



我々は養成校時代からどうしても「減点方式」で問題を探ることに目を向けがちですが、

人間は苦手なことに情熱を注ぐことなどよっぽどでなければできません。



限られた時間の中で仮説を立て検証作業を進め変化を共有する。


優先事項を優先することで対象者の負担は減り、

より効率的に課題解決へとガイドすること、信頼を得ることができます。



自分のミッションは

唯一無二の疼痛専門家として、
確かな価値を提供し地域の中で長期的な信頼を得ること


です。



そのために、

売り込むのでなく情報を与えていく存在になる

ことが新たな価値を生み出すこになる

と今現在感じています。



もしあなたがセラピストであれば

どのようなマインドで、

どういったミッションをお持ちになっているか

私には分かりません。


ただ、

他者に何かを貢献するには、

専門家として自分の刃を磨ぐ

ことを怠ることはできません。



私は

「今日も自分のミッションに沿って生きた」

と振り返って感じられる毎日を作っていきます。

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