オワンクラゲから緑色蛍光たんぱく質を発見したノーベル賞受賞者の下村脩さん(81)が2日、山形県鶴岡市の加茂水族館を訪れた。クラゲの繁殖に取り組む研究所を見て回り、「ここまでやってくれてすばらしい」と目を細めた。
 同館は世界で最も多い34種類のクラゲを展示。下村さんがクラゲの光らせ方を伝授したことがきっかけで訪問が実現した。
 住民約300人が出迎え、下村さんは「一日館長」に任命された。館内の展示を見て回った後、研究所を見学し、クラゲの繁殖方法などを村上龍男館長(70)に質問していた。
 下村さんのノーベル賞受賞後にクラゲ人気が高まり、同館の入館者数は昨年、過去最高の22万人を記録した。下村さんは見学後、「館長の情熱はすごい。少しでもお役に立てたならうれしい」と語った。 

【関連ニュース】
〔ニュース解説〕日本人に6年ぶりノーベル賞
〔写真特集〕日本人ノーベル賞受賞
〔写真特集〕巨大海洋生物 ホオジロザメとその仲間
〔写真特集〕巨大海洋生物 ダイオウイカとその仲間
妹島、西沢両氏にプリツカー賞=建築界の権威、日本人4度目

<高速道新料金>夜間・通勤3割引きに…激変緩和で年度内(毎日新聞)
桜前線東北入り間近 民間3業者予想(河北新報)
<宅八郎氏>不起訴処分に…神戸区検(毎日新聞)
別の9億円も消える 神奈川県教組、明確な説明なく(産経新聞)
「可愛かったので…」 杖つき腰曲げた87歳を逮捕 連れ去り未遂容疑(産経新聞)