こんにちは!木蓮です。

突風の吹く中、友達が遊びに来てくれたので近くの駅までお迎えに。

これから1週間、彼女とオーヴェルニュでまったり過ごす予定です。

 

さて、多くの皆様からカレンダーのお申込みをいただき、本当にありがとうございました。

当初の倍の数になってしまい、ただいまかなり焦っていますが、ゆっくりと発送させていただきますので、少しお時間くださいませ。

また、愛知のM様、何度もメッセージをいただきありがとうございます。

メーラーを変えても、どうしてもメールが戻ってきてしまうのですが、私のほうからはメールを拝読させていただけるので、直接ご住所にカレンダーを送らせていただきますね!後はお手紙を読んでくださいませ。

 

たくさんの温かいメッセージに、心が温かくなったお正月。

皆様に心から感謝いたします。

 

 

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さて、本日は……。

バスク地方にあるバスク湾を一望できる聖なる山「ラ・リューヌ(La Rhune)」とその鉄道のお話。

 

 

 

 

この電車は、1924年に開通したアプト式登山列車で、時速8キロ、全長4.2キロを約35分をかけて、標高905mの勾配を山頂まで登ります。

1年間に約35万人が訪れるそうですが、この車体のデザインは開通当時のまま。ただし、窓にかかる紅白のピラピラしたカーテンがあったかは疑問ですけど(笑)

 

 

 

 

このラ・リューヌ山に初めて登頂した有名な人は、1859年に登頂したウジェニー・ド・モンティジョ(ナポレオン3世のお妃)で、ラバの背中に乗って登頂したと言われています。その記念であるオベリスクがこちら。

 

 

 

 

本来なら、山頂から素晴らしい景色が見えるはず……なのですが、残念ながらこの日は雨。

霧がまとい初めは何も見えなかったのです。

 

切符売り場はこんな感じで、バスク地方のイメージそのもの。

6月だというのにあまりに冷たい雨が降り、ツアーのお客様のほとんどが、道を挟んで反対側にある売店で、慌てて防寒着を買ったほど。この時、お揃いで買った服は今でも雨の日に活躍しています(笑)

 

 

 

 

緩い勾配を登っていくと、辺りの美しい緑に加え……、

 

 

 

 

寒そうな馬や羊さんたちがいました。

 

 

 

 

山の中腹で下り列車とすれ違う際、登りの列車の車掌さんが、電車を降りて切り替えに走ります。

 

 

 

 

霧の隙間を抜けて、垣間見える美しい稜線が山を登っていく高揚感を盛り上げてくれたのが幸いでした。

 

 

 

 

ポトック(馬)を見る時は、3mの距離を保って眺めてくださいと注意書きがありました。

 

 

 

 

 

悪天候にも関わらずトレッキングしている人もたびたび見かけ、感心するばかり。

 

 

 

 

私はあまりの寒さに、ショコラショーとガトー・バスク(さくらんぼジャム)を食べました。

 

 


 

 

春のバスクは雨が降りやすいと聞きましたが、また青空の時に登ってみたいな~。

 

 

 

 

ちなみに、このラ・リューヌには魔女伝説があり、竜の住処と言われていました。

バスク地方では、ここで魔女の集会があったとも言われ、様々な言い伝えが残されています。フランス語が分かる方は、よかったらこちらをご覧になってみてください⇒

 

それでは、次にこのラ・リューヌに近い最も美しい村へ行ってみましょう。