新戦力を占う(9)~中村恭平投手編~ | 広島カープ応援ブログ「毎日何度もカープ評論&ニュース」

新戦力を占う(9)~中村恭平投手編~

◎新戦力を占う(9)~中村恭平投手編~


大型補強を謳った今季のカープ。そんな補強の中で獲得した選手たちが、一体どのような活躍をしてくれるのかを占ってみようというのが「新戦力を占う」という企画です。第9回目の今回は、ドラフト2位指名をしてカープに入団した中村恭平投手です。



中村恭投手は福岡県出身。その後、小学生の頃に神奈川県へ転居し、高校は島根県の立正大淞南高、そして大学は岩手県の富士大。日本中、あちこちへ移り住み、そしてプロ野球の世界に飛び込んで済むことになった人生第5の地は広島だったというわけです。


中村恭投手は今でこそ186cmの長身ですが、高校時代に一気に30cm近くも身長が伸びたそうで、その影響で腕が一気に長くなり、変化球の感覚がわからなくなったといいます。そこで腕のリーチを生かして、即急に磨きをかけたというわけなのでしょう。


富士大学に入学し、3年次に叩き出したストレートの球速はなんと153キロ。これだけの球速を左腕から放つ・・・それだけでプロからの注目度も一気に高まります。確かにスライダーやカーブといった持ち球はありますが、投球のほとんどを支えているのは常時140キロ台、そして150キロ台に届くストレートです。4年次には先発として1点台の防御率に抑え込みました。ストレートで押しまくる投球スタイル・・・荒削りではあるものの、センスの塊であり、そこがプロからの注目を集めるようになりました。

大学卒のルーキーだけに、即戦力という位置づけにはなりますが、どちらかといえば、将来性を見越して獲得した色合いが強いように感じます。MAX153キロという数字・・・カープは近年、一気に左腕が豊富になってきた印象はありますが、これだけの剛速球を投げる投手はソリアーノ投手くらいでしょうか。軟投派の左腕が多い中で、150キロ台のストレートを投げ込む、それだけでも非常に大きな魅力です


現在、中村恭投手はフォークを習得しようとしているようです。プロの世界ではストレートだけで通用するような甘い場所ではありません。ただ、それだけのストレートの勢いがあるのなら、やはり1つでも良いから目先を変えることが出来る球があれば、十分に勝負できるはずです。



ルーキーイヤーの中村恭投手。この手の投手は、持ち味のストレートを存分にマウンドで活かせるようになれば、1年目から1軍で台頭する可能性も十分に期待が出来ます。しかし、もちろん逆の目が出る可能性もある・・・。


私としては、先発で起用するよりもむしろ、中継ぎで思い切りストレートで勝負できるようなシチュエーションで起用した方が結果が出るのではないかと思ったりしますし、中継ぎなら持ち味の剛速球がより生きてくるのではないかと思うのです。


昨年引退した建さんこと高橋投手も、入団当初は150キロ台のストレートを投げ込む速球派投手でしたが、ルーキーイヤーから中継ぎとしてその速球を存分に活かしていました。背番号22を引き継いだ中村恭投手にはポスト建さんの匂いが漂ってきます。1年目から中継ぎで20~30試合程度に登板できるようになってくれば、来季以降は1軍で先発でも中継ぎでも起用できる投手になってくるように感じます。将来性に大きな幅と高さを感じる投手だけに、1年目から注目したい投手です



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