キャメルの次はカン(Can)・・と言いたいところだけど、主だったアルバムは売ってしまいCDしかないので、次はキャラヴァン

 新品で買ったレコードは「グレイとピンクの地」「夜ごとに太る女のために」「キャラヴァン&ニュー・シンフォニア」この廉価盤3枚のみ。どれも高3から大学2年にかけて購入。
 しかしキャラヴァンとの出会いは、ばたやんが山崎君から借りてた「ロッキン・コンチェルト」(英題Cunning stuntsはいやらしい意味があるそうな)を又貸ししてもらったのが最初だった。高2だったと思う。なんか、ブリティッシュ・ジョーク(ていうのかな)が詰まった軽い感じのロックで、プログレど真ん中を期待していた青年の私は正直ちょっと拍子抜けした。まだまだこの"味"が分からない年頃だったのだと思う。
 確か同じころ、「聖ダンスタン通りの盲犬」も山崎君から借りられるチャンスがあったのに、これは借りることはなかった。マンガチックなジャケットのイラストが期待薄に見えたからかも知れない。
 しかしキャラヴァン名誉挽回の時はすぐやって来た。なんとFMで「カンタベリー物語/ザ・ベスト・オブ・キャラヴァン」を90分テープの片面に入りきらない位オンエアしてくれたのだ。そして、初期のキャラヴァンは好きになりそうだと思いレコード屋さんに走った。丁度1500円廉価版が売っている時期だったのですごく助かった。「グレイとピンクの地」なんか、ちゃんとダブルジャケット仕様なんですぜ、旦那。ということで、キャラヴァンの超名作2枚をゲットし、大学に入って「キャラヴァン&ニュー・シンフォニア」も廉価盤で買うことができた。
 その後はキャラヴァンの初期作品とタイミングよくめぐり合うことができず、入手したのはCDの時代になってからである。