いぬ Le Doulos

  ジャン・ピエール・メルヴィル監督という人は、どうも美脚フェチだったようだ。写真は1963年の映画“いぬ”(原題:Le Doulos)から「コットン・クラブ」でのワン・シーン。カウンター越しにバーテンダーと客が語らっている。これだけなら極く普通の光景だが、そのカウンターの上を網タイツミニスカ嬢がパントマイム気味にアクセントを付けながら歩いている。これはもう普通じゃない。当時流行したのかもしれないが、至って奇抜だ。今やってもウケルかも知れない。そんな所があったら行ってみたい。いやあ、行く。行ってみせる。 絶対行くのだ。どこなんだそこは、誰か教えてくれ……。

 コホン。え~、
それはともかく、この作品では、猿轡はめられ縛られる女性(モニーク・エネシー)も描かれているけれど、このシーンでも美脚を拝むことができる。
 内容は当時よくありがちだった暗黒ギャングもの。自分にはイマイチな作品だったが、見所はありますぞ。
 セルジュ・レジアニ、ジャン・ポール・ベルモンド主演。当時新人のフェビエンヌ・ダリも出演しています。