認知症の方とガッツリ向き合った経験 part7 | 宝塚市のシニア世代専門ペットシッター『つばさステーション』

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宝塚市の【シニア世代専門ペットシッター

つばさステーション】日高みかです!!






※こちらの記事は連載となって
おります。

part1part6までは
テーマ【認知症について】

に書いていますので
ご覧いただけたら幸いです。

 

胃ろう造設後、
よしこさんの容態は
徐々に変化してゆきました。

最初は一日に一回、
胃に直接栄養剤を流し込んでいましたが、
違和感があるのか、
お腹に胃ろうを造設したことが
わかっていたのか、
顔をゆがめる時間が増えました。

 

胃に栄養剤を流し込んだ直後は満腹感がある・・・
と看護師さんにはお聞きしましたが、
当然ながら、
普通に口から食事を摂った後の
満たされた幸福感
はないと思われ、
よしこさんの表情は不満そのものでした。

 

胃ろう造設後、
よしこさんは口から何かを
摂取することはなくなりました。

転院前のように、
アイスクリームや
とろみをつけたスープなども
嚥下のおそれがあるとのことで
禁止
されたままでした。

 

口腔ケアは頻繁に行ってました。
水で湿らせたガーゼを指に巻き、
よしこさんの口に入れて
グリグリと汚れを落とすのですが、指
を噛まれたり、
吸われたりすることもありました。
その力の強さに驚きましたが、
食べるという楽しみをを奪われても
生きなくてはならない選択を強いられた

よしこさんに同情しました。

 

胃ろう造設後のよしこさんは
みるみる弱っていきました。

口腔ケアも日に何度も行うのですが、
口の中はただれて出血しやすくなりました。

また、手足の浮腫みもひどくなりました。
これまでは
多少の浮腫みだったら
軽いマッサージをしていたのですが、
もう触れるのもためらわれました。

さらに、
オムツ交換の際に気付いたのですが、
尾てい骨の辺りが赤くなってました。
褥瘡が出来始めていたようです。

免疫力の低下は著しく、
誰も口には出しませんでしたが、
その日は近いのかも・・・

感じました。

 

お喋りも好きだったのに無口になり、
喜怒哀楽のの部分が多かったのに
穏やかになってしまいました。
若い頃から不眠症だったということで、
日中、夜間と眠ることが殆どなかった
よしこさんがよく眠るようになりました。
大嫌いだった酸素マスクをつけられても
手で振り払うこともなくなり、
黙って目を閉じているだけになった
よしこさんに聞こえているかどうかは
わかりませんでしたが、
誰もいない二人きりになった時に
色々と話しかけました。
認知症の患者さんを看るというには未熟で、
本気で喧嘩したり、
一緒に泣いたり笑ったりの数カ月を
過ごしたことは私にとっては
大変貴重な時間となりました。

 

認知症が身近なものとなり、
今やありふれた病気であるということ、
基本的なことは誰もが知っておいたほうが
いい
ということ、
出来れば私はこれから色々と深く
知っていきたいと思ったこと。

 

よしこさんの最期は穏やかなもので、
とても優しいお顔をされていました。

 

私はすべてに納得しているわけではありません。
後悔もあります。
ですが、これからそれを胸に抱いて、
経験は活かし、
さらに勉強していきたいと思ってます。

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