バスは途中、新宿西口に寄って途中乗車のお客さんを乗せた後、一路仙台に向かいます。途中、佐野SAと安達太良SAで休憩時間がありました。

 バス→5:28仙台(ビジネストラベル青葉ライナー)
 定刻の5:30分とほぼ同じと、バスなのに神業のような到着時間で仙台駅東口に着きました。

20060729青葉ライナー
青葉ライナー

 天気は曇りくもりで、梅雨末期としてはまずまずです。下りたところにコンビニ(サンクス)があったので朝食と昼食を買い込み、JRに乗り換えです。

 仙台6:00電車→7:09石越(JR 運賃:1,280円)
 石越駅は「くりはら田園鉄道(くりでん)」の始発駅です。「くりはら田園鉄道」は2007年4月1日に廃止が予定されていますので最後の夏です。始発の石越駅はJRの石越駅とは別の駅舎でしたが、既に無人化されていました。

20060729石越駅
くりでん石越駅

 石越7:29電車→8:16細倉マインパーク前(くりはら田園鉄道 運賃:1,020円)
 始発列車でしたが10人余りのお客さんが「くりはら田園鉄道」の最後の夏を見に来られてました。そして、観光客の皆さんが完乗されてました。列車は宮城テレビのローカル番組「OH!バンデス」の「くりでん応援プロジェクト~出発進行!OH!バンデス号~」でした。「OH!バンデス」の総合司会を担当する歌手のさとう宗幸が車内アナウンスのテープ音声を担当していました。(ローカル番組なので観たことないのですが。)

20060729くりでんバンデス号
くりでんバンデス号

 列車は文字通り田園地帯を西に向かいます。途中の若柳駅には、かつての電車時代の車両が放置されていました。(今は架線が外されて気動車が走ってます。)

20060729くりでん旧型車
くりでん旧型車

 終点の2つ手前の鶯沢駅を出ると山間部に入り勾配を登って終点の細倉マインパーク前駅に着きました。細倉マインパーク前駅は1990年に出来た一番新しい駅です。時間があれば細倉マインパークに行きたかったのですが、列車はすぐに折り返します。

20060729細倉マインパーク前駅
細倉マインパーク前駅

 細倉マインパーク前8:25電車→8:36栗原田町(くりはら田園鉄道 運賃:440円)
 栗原田町駅と栗駒駅の間が栗原市栗駒(旧栗駒町)の中心市街地ですので、街歩きしてみました。地方都市はどこもそうなのですが、活気が無いのが残念でした。栗駒駅は立派な駅で有人でした。

20060729栗駒駅
栗駒駅

 栗駒9:10バス→10:10いわかがみ平(宮交栗原バス 運賃:1,000円)
 栗駒山への登山バスでは運転手さんがアドリブで観光案内&登山案内をしていました。今ではなかなかお目にかかれないので、乗る価値がありました。バスは標高1,100mのいわかがみ平を目指し高度を上げますが、雨雨も激しくなってきます。

20060729いわかがみ平行きバス
宮交栗原バスいわかがみ平行き

 いわかがみ平10:30走る人→12:00栗駒山山頂(徒歩)
 バスを降りると大雨雨ですが、雨具も持ってきたし登山靴は防水スプレーをたっぷり染み込ませてるのでまったく問題ありません。水が流れ落ちる小川のようになった登山道を登っていきます。高度をどんどん上げていくと雨が小止みになってきて、山頂の手前では雨が止みました。雨雲の上に出たんでしょう。

20060729栗駒山
栗駒山山頂

 栗駒山は標高1627.7mで宮城・秋田・岩手の3県の県境にあります。標高はそれほど高くないですが、太平洋側と日本海側を分ける東北地方の背骨に当たり、晴れていれば360°の雄大なパノラマが楽しめます。でも、今日は視界には雲くもりばかり。。幸い雨が降っていなかったのでお弁当を広げて食べることができました。

 栗駒山山頂13:00走る人→昭和湖→地獄沢(ゼッタ沢)→名残ヶ原湿原→15:30須川温泉(徒歩)
 登山道は単調な登りでしたが、下山道は変化に富んでました。昭和湖は昭和19年の噴火の時に出来たそうで、今でも硫黄臭の小噴出があります。地獄沢(ゼッタ沢)も同じく硫化水素ガスが噴出していて立ち入り禁止になってます。名残ヶ原湿原は初夏はお花畑になるのですが、もう終わってました。
 須川温泉到着後はビジターセンターの見学&無料の足湯温泉に浸かり、1日2本しかないバスを待ちました。

20060729須川温泉
須川温泉

 須川温泉17:00バス→18:26一ノ関(岩手県交通バス 運賃:1,450円)
 一ノ関到着後は夕食ナイフとフォークを取って、いよいよ平泉へ。

 一ノ関19:21電車→19:29平泉(JR 運賃:190円)
 「平泉―浄土思想に関連する文化的景観」として2008年にも世界遺産に登録される平泉に到着です。その世界遺産登録施設となる毛越寺が今日の宿泊場所です。平泉は世界遺産登録を前に盛り上がっていて、毛越寺には海外(アメリカ、フランスなど)からの世界遺産マニアも含めて多くの宿泊者が泊まって混雑していました。