自動車の最新カラートレンド予測 | 四季彩

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今日のカラーニュースは、
自動車の最新カラートレンド
のご紹介です。

BASF(ビーエーエスエフ)コーティングスジャパンは6月23日、
2010年の自動車向けカラートレンド(アジア太平洋地域)を発表しました。

2010年のアジア太平洋地域でのトレンドは動詞の「Be」(~であれ、~である)。
「Be Sympathetic」(共感)、「Be Eternal」(永遠)、「Be Passionate」(情熱的)、「Be Edgy」(個性的)の四つのカラーグループをコンセプトに設定しました。


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「Be Sympathetic」(共感)とは、「誰かの活動への共感」「企業の姿勢やコンセプトへの共感」「環境に配慮する志向への共感」など、「共感」が行動を起こすエネルギー源になることを表現したものです。
「やさしく寛大な心をイメージし、誰が見ても心地よく、幸せを感じる、自然の中にあるようなカラー」を表現するため、「シルバーやベージュでも、シェードをスモーキーにして、優しい印象を与えるようにしました」。



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「Be eternal」(永遠であれ)とは、「不安な時代には“普遍の価値”を求める人が増える」ことから、愛着や安心感、物事の神髄といった普遍性に着目。
昔からあるものを現代風にアレンジする「モダンノスタルジア」をテーマとし、ベーシックな色を輝きでモダンにアレンジしました。



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「Be passionate」(情熱的であれ)とは、好きなこと・モノに熱中しているときの気持ちのいいパワー。
無限の情熱をイメージし、原色調のカラーを採用しました。
通常、自動車のカラーでは使わないパープルも加え、インパクトを出した。



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「Be edgy」(個性的であれ)とは、常識にとらわれない自由な発想で自分を表現しようというもの。
視覚的に立体感、重量感を与え不思議な魅力のある塗料を目指しました。




【編集者からのコメント】

2010年のトレンドカラーは、社会的・経済的に低迷する状況の中、前向きに1歩ずつという時代の気分を反映させた姿勢を表現しているそうです。
こういうポジティブなカラーメッセージが、世の中に小さな変化をもたらすのかもしれませんね。



参照ウェブサイトBASFコーティングスジャパン