Perfumeのロゴについて | のっちブログ

Perfumeのロゴについて


今月のWebDesigning(ウェブデザイニング)2009/2月号

WebDesigning2009/2
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Typography(タイポグラフィー)についての特集があり
Perfumeの事にも触れていたのでちょっとご紹介

そもそもTypographyとは・・・ 
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タイポグラフィ (: Typography) とは、活字(あるいは一定の文字の形状を複製し
反復使用して印刷するための媒体)を用い、それを適切に配列することで、印刷物
おける文字の体裁を整える技芸である。タイポグラフィの領域はその周縁においては
木版を用いて文字を印刷する製版、見出し用途のための木活字の使用、
やはり木活
字を使用する古活字版、さらにはレタリングカリグラフィー、東アジアの
書芸術と、技術的内容においても審美的様式においても、深く連関する。
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Wikipedia より抜粋

その中でPerfumeのアートディレクションを担当している関和亮氏が
Perfumeのロゴについて語っていました

<以下抜粋>

アルバムジャケットに使われるアーティスト名には二つの傾向がある
決まったロゴを入れてイメージの固定化を図るものと、
作品のイメージにあわせてロゴを変えるものだ

どちらにもメリットはあるが、前者は新しいファンにとって、
アーティストのイメージが湧きやすいという利点がある


では、それを作成しているデザイナーは
どのような意図でロゴデザインを決めているのだろう

昨年の音楽シーンを牽引したPerfume
相次いでヒット曲をリリースする彼女たちの
アートディレクションを手がける関和亮氏に、
気になるあのロゴについて聞いた

「パフュームのロゴは、まだ彼女たちが
インディーズで活動していた頃に制作したものです。

『テクノミュージック』というジャンルのアーティストであることを
ストレートに伝えるために、
ひと筆書きのような強いロゴにしました」


パフュームの存在を強く打ち出したいというクライアントの要望があり、
イメージが伝わりやすいように近未来感漂うロゴに仕上げた。
また、アーティスト名なので誰にでも「読める」ことに最も注意を払った。
無機質かつ美しいフォントに加工して作られたのが現在のロゴだ。

「模様に見えるようなロゴが好きですが、読みやすさも重視しています。
音楽に関わるデザインの仕事が多いのですが、アーティストのロゴは
曲のイメージを伝える一つの手段だと捉えています」


と関氏。

音楽と文字、目に見えないものと見えるもの。
相反するようで実は密接に相互しあっている。

                                -WebDesigning2009/2月号より

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実際にPerfumeのロゴってとても無機質だけど
どこか親しみを感じるものだなと感じていましたし、
「近未来」って感じがとても良く伝わってきます

また、リニアモーターガール~エレクトロワールドまで(もしくはつい最近まで)
統一したイメージで「シンプル」かつ「無機質」に黒と白と青で
普通のアイドルとは一線を引いたブランディングをしてきました

普通のアーティスト(アイドル?)にアートディレクターという役回りが
常設されているのかはわかりませんが、
やはり関さんが主に一人でロゴ・PV・ジャケットという
一つの世界観を作り上げてきたのが、
今日のPerfumeを作り上げてきたのだと思います
(今回は中田ヤスタカ・MIKIKO先生は割愛)

現代においてこのアート(クリエイティブ)な部分は非常に重要であって
この関さんが作り上げてきた視覚的なイメージが
すべての要素(楽曲・ダンス)に繋がり、
Perfumeがどこか今までとは違う感性の部分に
訴えかけてくるアーティストになり得たのだと思う

一般的に言われている木村カエラがチョコレイト・ディスコのPVに魅せられて
ラジオでかけ始めたのがブレイクへの引き金になったというエピソード
これも結局視覚的なアートがなければなかった話かもしれませんし、
同じ要素に惹かれファンになった方も非常に多いと思います

アートって結局あくまでの個人の美意識だけど
美意識って「わかる人にはわかる」もので構わないし
「わかる人にはわかる」っていう感情が
人よりイケてるっていう感情(優越感)に結び付くのかな?

アイドルのファンってダサいっていう自分の中での先入観
⇒ファンって周りに言えない、言うのが恥ずかしい

Perfumeのファンって何かアートな感じでイケる!
⇒ファンって周りに言えてレコメンドできる、ファンである事を誇りに思う

Perfumeはもちろんアイドルだと思うし下積みも長く感動してしまう部分も多いけど
結局入口としてはこのアートの部分がとても大きくて
それがなければもしかしたらファンになっていなかったかもしれない
たぶん気付かない内にアートという要素が階段を一段登らせてくれたのかも
Perfumeは「Perfume自身を含めた様々なアーティストが作り上げたアート」
って言えるのかも

てか改めて考えるとこの「アーティストが作り上げたアーティスト」を
プロデュースしてきたアミューズが凄くね!?

という結論

じゃんじゃん