第2回現地視察兼ボランティアプログラム報告 | 生まれゆく光の中で〜陸前高田市広田町で「今」を大切に生きる〜

生まれゆく光の中で〜陸前高田市広田町で「今」を大切に生きる〜

新社会人、真の自由人を目指して。
サッカーを通してのカンボジア支援、休学してカナダ・ブラジル生活、
社会起業大学での日々、そして震災支援活動、起業という23年間とこれから。
思った事、感じた事を残しておく。
大切なものを大切にしながら生きていく為に。

ご無沙汰してしまいました。
みっちーこと、三井俊介です。

いやはや、忙しくなってきました!
こちらで自分が行っているのは、
企画立案、来客対応、打ち合わせ、メール対応、企画書作成、
実行、広報、その他事務処理などなど。。。

まぁざっくりいったら全部です!(笑

ということで中々手がまわりませんが、
今日はなんとか更新できそうです!

先日、5月19日と20日に第2回現地視察&ボランティアコーディネートを実行しました!
その時の報告をさせてください!

今回は
社会起業大学1期生同士、岩手県在住のかとぅーさん
埼玉から車で来てくれたならみー
そして、大阪から夜行バスではるばる15時間かけてきてくれたすぎちゃん。

3人は当然知り合いじゃないですし、
自分も二人は初めてお会いする方でした!

初めに、広田町出身の方で竹駒町のほうに岩張櫻(がんばろう)ラーメンという
お店を出している方のもとで御昼ご飯!

めかぶ入りのラーメンは絶品です!

生まれゆく光の中で~陸前高田市広田町で「今」を大切に生きる~

その後、広田町に移動し、ボランティア作業をさせて頂きました!
あゆっこ応援団という任意団体(地元の人が設立)が、
7月の終わりに未就学児とその母親を対象にサマーイベントを開催します!
そのキックオフイベントが今週末にあるのですが、
その為の会場準備でした。

具体的には刈ってある草をかき集めて、燃やすという作業。
事務局の方の説明を受け、地元の方と一緒に作業しました!

休憩時間にはアイスを頂きました!

生まれゆく光の中で~陸前高田市広田町で「今」を大切に生きる~

生まれゆく光の中で~陸前高田市広田町で「今」を大切に生きる~


そして広田町の現地視察を行った後に黒崎温泉へ!
作業した後の温泉は最高でした!

夜ご飯を食べて、ここでかとぅーさんは地元へ帰られました。

この後は宿泊場所でもある間借りさせて頂いているお宅に帰り、
お宅の方も交えて飲み会をしました。

たくさんのリアルを話してくださり、
参加者の方も真剣にきいてくれました!


翌日は、広田半島営農組合に所属している、
「めぐ海工房(婦人会)」という場所の、新商品のパッケージ作成を
行わせて頂きました。

お母さん方の要望をお聞きし、それを形として起こしながら、
自分達のアイディアもいれていくというもの。

参加者の方も今までにないボランティアの形であり、
とても感じるものがあったようです。


生まれゆく光の中で~陸前高田市広田町で「今」を大切に生きる~

そして最後は市街地の方の現地視察。
丁寧に3時間かけて様々なところを案内致しました。

生まれゆく光の中で~陸前高田市広田町で「今」を大切に生きる~

生まれゆく光の中で~陸前高田市広田町で「今」を大切に生きる~

今回の3人は本当に想いが強く、
深夜も二時くらいまで語りました。

3人分の感想を以下頂きました!
すごい魂込めて書いてくださいましたので、
お時間ある方は長いですがぜひ
読んでみてください!

そして
「私も来たい!」
「俺も肌で感じたい!」
そう思った方はぜひお問い合わせください!
【お問い合わせ】

それではどうぞ!

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先週の土曜日、震災後初めて陸前高田へ行って来た。
恥ずかしながら、同じ岩手県に住みながら1年3カ月行かなかった。
行こうと思えば行けたと思う。
大船渡と大槌はボランティアで行った事があったけど、
陸前高田はそれ以上の被害と聞いていた。
何となく、手ぶらで行くのが申し訳なかった・・・

今思えば、それは言い訳だったかもしれない。
現実を受け入れる勇気がなかったのだと思う。

『陸前高田も6月から順次残っている建物を壊して行きます。
 被災地の状況を知りたい方や初めての方など、
 今しか見る事が出来ません...』


陸前高田・広田町に単身移住した友人みっちーの誘いが
大きく背中を押してくれた。
彼の呼びかけに、埼玉から、大阪から駆けつけて来た人がいた。

みっちーと、彼を通じて集まった3人で、被災現場を廻った。
「1年3カ月経っても、まだこの状態?」
そんな光景を沢山見た。
復興なんて簡単に言っちゃいけない。

だけど、こうも思った。
「みんな気を使わず、どんどん被災地に出かけよう!」

ライフラインも十分でないかもしれない。
人が亡くなった現場だから、最低限のマナーは必要。
それでも、この国で、この県で、今何が起きているのか、
今、見ておくべきだと思う。


それと、もうひとつ。
陸前高田・広田町は『東北の湘南』と言われる観光地。
絶景も拝める。温泉もある。
復興したら、きっと美味しい魚も味わえる!



自分にとって大きな一歩を後押ししてくれた戦友・みっちーと、
大阪のすぎちゃん、埼玉のならみー、
陸前高田で出会った沢山の方々に感謝!!!


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あったかい人々、美味しい食べ物、みっちーさんのアツい話。

1日ちょっとやったけどほんまに、色々と体験出来てよかったです。
15時間掛けてきたかいがありました。
来るか悩んでる人がいたら、丸1日掛かっても行く価値があるよ!と勧めたいです。

ほんま、ありがとうございました!

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伝えたくて、
最後まで読んでもらいたくて長々書きました。



この土日の出来事、
わたしは忘れられません。



始まりは今年の3月11日に突然誰かからきた、
大学生の復興ボランティア団体SETでの
「Re:Start」
というグループワークに参加させてもらったことでした。

どこの繋がりかもわからず、
みんな初対面。

グループに分かれ、
みんなでセッションをしていく。


わたしの班は
いいまいちゃん
えりこちゃん
おかちゃん
ゆーすけくん
しんやくん。


これから私たちに何ができるのかをテーマに、
みんなでセッションしていく。


そこからFacebookでどんどん繋がり、
SETの代表であるミッチーと出逢いました。
ミッチーは大学生の頃から様々な団体を設立し、
カンボジアに支援したり、
子供たちが「サッカーしたい」という夢のお手伝いをしに行ったり、
とにかく思ったことはすぐに形にしていくという23歳。
震災が起こり、
それまではカンボジアで働こうと思ってたのを東北に移し、
今年の4月から陸前高田の広田町に住民票を移し、
広田町民としてコーディネートをしながら、
これからの復興に向けて模索しながらも地元の方々と共に立ち向かってる、
そんな方です。
現在はジローさんという方のおうちを間借りし、
そこで生活している。
Facebook上で見てもとてもすごすぎる人で、
会ってお話がしてみたくて、
SETのみんなが言う陸前高田の広田町に行きたくて。
行きたくなったら行く性格のわたし。


そんな時にたまたまみつけたミッチーのウォール。


「ボランティア募集。今の高田を見れる最後かもしれません。」

すぐに申し込みました。


わたしの中でどんどん膨らむ偉大なミッチー。


埼玉県から片道7時間かけ行きました。
集合場所に集まってくる参加者3名。

15時間かけて大阪からきた、
大学生のすぎー。
同じ岩手だけど3時間かけてきた、
かとぅーさん。
わたし。
そして、
コーディネーターのミッチー。


出逢ってすぐに広田町の方々がやっているというラーメン屋さんへ。

メカブ入りのラーメンはとにかくおいしかった。
そして、
なによりも水がおいしい!


それからまずは高田の街が一望できる展望台へ。
ミッチーによる細かい説明。
「右と左から波がきて、真ん中で20メートルになって、、、」
想像のつかない世界だった。

そして水が引かず、
その先にある広田町は2日間、
支援も行き届かない陸の孤島と化したそうです。

そこでミッチーは、
「高田全部は広すぎる。
でも、復興させたい。だから支援が行き届いてない広田町を選んだ。」
とのことで、
広田町を復興させる為の活動をしてきました。

と言っても、
広田町だってとても大きい半島。
人口も3000人以上。。



広田町は海の幸も山の幸もおいしく、
そして自然が豊かで人もあったかく、
気候もあったかい。
そんな広田町での活動、
夏に行われる「にこにこサマー」というイベントの為、
会場に生い茂っていた草の片付け作業。

そこで館長さん、小泉さんと出逢いました。

それから広田町を巡りながらミッチーにコーディネートしてもらいました。


そのままの建物が多く、
壊れた堤防、
途中で切れてる道路。
ぐにゃりと曲がった柱や道路標識。


ボランティアってなかなか街を見ることはできないけど、
ミッチーは「伝えたい、小さいことでも発信したい」そんな想いで伝えてくれました。


震災直後の写真と比べながら街を巡り、
実際の被災地の方々のお話や状況も交えながら。

それからみんなで温泉に行き、
広田町自慢の、海が一望できる展望台や温泉を満喫し、
プレハブの居酒屋に行きました。
やっぱりおいしい!


ここで日帰りのかとぅーさんとはお別れし、
家で
家主のジローさん、
ミッチー、
すぎー、
わたしの4人で飲みました。


ボランティアしてるだけだと聞けないリアルな被災地の状況、
当日のこと、
今後のことを聞きました。


そこで感じたこと、
ミッチーとジローさんは本当に輝いてました。
これから広田町で何ができるのか?
そこに利益を求めてるわけではなく、
give&give。
でもそれがお互い気付かずにgive&takeになってる。

人間の真の姿なんだなって。


書ききれないことばかりだけど、
本当に聞きたかったことをたくさん聞けた気がします。



翌日は朝から「めぐ海工房」という、
お母さん達がおやきを作ってる工房にお邪魔しました。

そこでは、
震災前からやっていたおやきを、
これから全国で売り出す為のおやきを作ってるとこでした。

真新しいプレハブにおいしそうなおやきの匂い。
そこで私たちはパッケージのデザインを考え、
そしておやきとおにぎりをいただきました。


帆立とワカメがたっぷりのおやき!
りんごとさつまいも、
あんこのおやきまで!

おいしすぎた。
これは26日にも東京で売られるらしく、
こっちの人にも食べてもらえることが嬉しい限りです。
埼玉でも広めるぞ!


そして高田の町へ移動しました。





とにかくすごかった。




手付かずのままの建物、
車、
そして瓦礫の山……


平地だった高田は被害も多く、
広範囲に渡っていました。
3人に1人が亡くなられたそうです。


震災前の写真と比べながら街を歩きました。

多くの方が亡くなられた市役所、
市民ホール、
市民体育館、
高田高校。


何もかもがそのまま。

教室なのに車があったり、
体育館の柱が浮いていたり、
「捜索終了」の張り紙。


テレビでしか見てなかった世界、
実際体験しないと感じれないことが多くありました。


波の高さ、
どんなところにみんな避難していたのか、
高台とはどこからなのか。

腐ってきてる一本松。
本当は7万本もあったなんて…


後世に伝え続ける為、
わたしはこれからも復興を見続けたいと思いました。

1年経っても復興なんてまだまだ遠いんです。
テレビで言ってることも、
そうであるとこもあるけど、
ほんの一部だったりして。


改めて地元の街並みを想像した時、
当たり前だった物がなくなる辛さ、
想像つかないけど、
実際に起こったこと。



わたしは6月に200人の高校生の前で講演することになりました。

偶然のタイミングできたこのお話、
わたしでも出来ることがあれば、
わたしでも誰かの役に立ちたい、
伝えられることは伝え続けたい。

そんな想いで引き受けました。


今回感じたこと、
もちろんわたしが今まで感じたこと、
石巻、
女川、
陸前高田、
自分で感じたことをたくさん伝えよう。


そして、
ミッチーと出逢い、
わたしも一歩をまた踏み出します。


明日死ぬかもしれない。
でも、
50年生きるかもしれない。
だからやるべきことはやる。
家族は守りながらも。





初めて会ったミッチーはとにかく話しやすかった!
全てに対しての愛を感じ、
真の変革者を見た。
馬が合う気がした!
もっと語りたかったなー!


ミッチー、
本当にありがとう!
わたしもミッチーのように、
感じたことや想ったことは形にする。
だからわたしの夢が叶う時、
ミッチーの力もぜひ貸してくださいm(_ _)m
わたしはミッチーの応援はしない。
応援じゃなくて、
わたしも力になりたいもん。



出る杭は打たれる。
でも、
出過ぎた杭は打たれない。





個性的、
熱く本気で生きる、
そんな大人で在り続けよう。


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本当に嬉しいですね。


それではまた!







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