援団対処法 | 開成ボーイのmadなdays

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人生は為したいことを為す手段であって、目的ではない。
生きる理由は、それしかその手段がないからである。

これは主に開成の高2以下に向けて書かれたものです。
確認のために書いておきますと、ここでの援団とは、ボートレース及び運動会の援団、特に上級生を指します。
まずは公式にも認められている基本的な原則。
・ほとんどの場合、返事は「オウ」。…これが求められる時は、大抵援団の人が微妙に一呼吸をいれます。が、それは判断しにくい場合もあるので、その時は、思い切って、「返事」と怒鳴られるまで待ってしまって構いません。ただ、「返事」「もう一回」「ビシッとしてろ」「声が小さいんだよ」は無条件に即答可能。
・ただし、「これから●●を始める」「俺は、~だ。よろしく」など、何かの始まりを表す言葉には、「よろしくお願いします」と返事。
・また、「これで、●●を終わる」には、「ありがとうございました」と返事。
・他教室への入退室時には「失礼します/しました」を忘れずに。
・その他、基本的には指示に従えばOK。(万一指示待ちでも怒鳴られるだけで、危害は加えられませんからご安心を)

次からは公式には言われない対処法。
・上級生を恐るる無かれ。…上級生は所詮(伝統が維持されるとしたら、ですが)何年か後の自身の姿。それに彼らは怒鳴ったり、ドアを蹴ったりしてやたら大きな音を立てるだけで、害は決してなしませんから、全く怖がる必要はありません。(弱い犬ほどよく吠える。実はよく怒鳴る奴ほど案外大したことがなかったりするもんです)
・エール、ぶっせ、決起などの応援練習では、どう頑張っても「声が小さいんだよ」と怒鳴られますから、これは適当に聞き流してしまって構いません(ただし返事だけは忘れずに…)。(高2高3の援団がメガホンという反則的な道具のお陰で、全下級生を軽く超える声を出してくれるので…音量は実は心配無用)
・顔合わせでは、実は原稿があって、援団はそれに従っている(怒鳴るタイミングまで)だけ、らしいですから、怒鳴られても、自分に明らかな不注意があった場合以外は、気にしなくて構いません。他の時でも、援団は怒鳴ってなんぼの連中ですから、怒鳴られても決して落ち込んだりするべきではありません。あまり深刻に受け止めすぎないようにしましょう。
・運動会の場合、高3が勝手に下級生を援団加入扱いすることがありますが、下級生にはこれに対して、拒否権が認められます。援団に加入したくないなら、あるいは、出たくない時は、応援練習には出なくても良い。運動会の応援自体が、本来有志に支えられた活動であって、決してどこにも加入・練習参加強制権はないからです。応援練習に参加するとしても(高3がいくら強制と主張してもこれは任意のものなので)、「マイペース」参加がおすすめです。毎回早朝と昼休みの殆どを潰すのは、(それに自ら進んで耐えられる人以外には)愚です。出たくなければ適当に休みましょう。
出ないことで援団に怒られたら、彼らに反論して構いません。下級生にはその正当な権利があるからです。勝手に強制する方がおかしいし、応援練習に関しては、参加せずとも怪我の虞なし、であり、安全面の問題さえ生じないわけですから。

この記事に限り、著作権フリーとします。勝手にコピペして構いません。特に新高と中1にはこの内容をばら撒いてしまいましょう。ー彼らに、伝統を客観視できるだけの耐性を与えることが、伝統の硬直、マンネリの打破、変革や、新入生への伝統の支配力緩和ーそして開成生コミュニティーに対する生徒個人の自主性の確立に役立つのは間違いありませんから。

ではまた