暇つぶし | 開成ボーイのmadなdays

開成ボーイのmadなdays

人生は為したいことを為す手段であって、目的ではない。
生きる理由は、それしかその手段がないからである。

開成が灘・筑駒に頭脳面で質的に劣るというのはよく指摘されることです。

その中でもよく見かけるのが、灘>筑駒>開成という図式。

ちょっとそういわれる理由を考えてみました。

以下に示します。

1.近畿には、東大受験に重心を置いた学校が灘しかない(あっちのほかの超難関校は東大寺、洛南、西大和などが挙げられますが、それらは京大受験に重心を置いているものが多いためです)、ために一極集中が起こるのに対し、関東には、そのような学校は、開成の他にも、筑駒、麻布、学芸など(本題と関係ないのでここではとりあえず女子校は考慮しません)複数あって、分散するため(灘>筑駒・開成について)。

2.そもそもの、一学年の生徒数が、開成は約400人と、筑駒の約160人、灘の約220人に比べて多く、より幅広い頭脳レベルの生徒を開成が受け入れているため(灘・筑駒>開成について)。


これが上の図式の出される理由だと思われます。


しかしながら、関東の人と近畿の人の頭脳レベルに差が生じうる理由などなく、故に対等であるという点、及び、仮に関東で頭の良い人が分散するとしても、そのような人が全く開成に入らないという確率はかなり低いと思われる点から、この差の原因は、各校の成績上位層ではなく、下位層の差にある思います。

つまり、各校の成績上位層については差はなく、全く対等にみなせる、と言えるということです。

ですから、各校の平均を取って灘>筑駒>開成という図式を示している人々は、結局は各校の成績下位層についてばかり考慮して偏見を作り出しているに過ぎない、と思います。


おそらく、開成の上位200人のみに注目すれば灘・筑駒と殆ど差はないはずです。

(まあ実際にはそんなデータはないのでなんともいえませんが)