久しぶりに母に電話しました。 帰る日を伝えておかないと、私は鍵をもっていませんから…うちの中に入れません。 どうか…また荷物が1日遅れて届きますように…(この間、日本にM君と行った時に、一日遅れて、荷物が関空についたので、宅配サービスで 徳島の実家に届きました!  私には好都合だったのです!)  日本ではイギリスのように何日も届かないっていうことはありませんからね… 

この前妹とチャットしていた内容を母は誇張して捉えていたようで・・・ 

ペンギンママ: 「Hちゃんから聞いたけど…子供が欲しいって、本当? 自分のことでも大変なのに・・・ どうするのよー!」

その瞬間、吹き出しそうになりまして… いや、吹き出しました!

うーん。確かに妹とその話題について話してたけど…(うちの妹は3児の母で、子供ちゃんたちのことをいつもチャットしています。オババカですが…うちの姪と甥は可愛いのです! M君のお兄ちゃんのところにも最近男の子が出来まして、可愛いんです! ) まさか、母が心配するなんて思ってもみなかった。 私がチャットしていた内容は・・・もし私に仕事があって、M君も働いてくれて… みたいな…  だから、そんな真剣に母が心配するようなことではなかったんです。 日本に帰って、私に仕事があったと仮定した時の話しをしていたのであって、 年齢的にも金銭的にも無理なのは分かっているんです。 そりゃあ、欲しいと思いますよ。 哲学者同志の子供って、どんな頭なんでしょうって・・・良く周りから言われますからね。  うーん。 でも実際は無理。 しかも、最近、私の学者仲間の間でベイビーラッシュでして…子供を産んだ友達が沢山いるんです。皆さん、40代で!!  子供が出来ると色々大変ですが、やはり親として人間的に成長してゆくのが良く分かります。 友達も随分変わりました。 イギリスで子供を産んでいれば、永住権をもらえたのですが… その選択はとりませんでした。 どうしても仕事をしてから、子供に教育を付けてあげえれるほどの収入が無いと・・・ 無理だよねって、M君と二人で話し合っていました。

私たち二人とも、親に本当に感謝しないと・・・M君は奨学金をもらって、修士と博士を取ったのですが(生活費は親からですけどね…)、私は高校まで公立だったけど、大学から留学させてもらったのは親のおかげです。 M君は幼稚園・小学校は私立に行き、本当はお兄ちゃんと同じボーディングスクール(寄宿舎制の私立学校)に行きたかったんですが、障害があったので、無理だと判断し、近所の公立高校に行きました。 ― イギリスでは 良い大学に行くためには私立の学校へ行かせるんだそうです・・・ 私立学校の授業料は目から火が出るほど高いって聞いています (大学の授業料よりずっと高いそうです)。 ということは、もし、私たちが子供を持つと、その子供にも同じことをしてやらないとダメなわけです。(同じようにしてやりたいって思いますよね。) しかし、イギリスが変わりつつあるので… 子供を持つのは絶対に無理です。

ニュース等でご存知だと思いますが、イギリス、とうとう、大学の授業料が3倍になってしまうそうです・・・ 酷い! これでは誰も大学に行けなくなっちゃいますよ。 イギリスの大学は殆ど国立です。 なのにこんなに値上げをすると…一体どうなっちゃうの? って不安でたまりません。 ― お金持ちは別ですが、多くのイギリス人(庶民)は貯金をしません。ローン地獄になってる人も日本より多いのではないでしょうか… 大学もローンを組んで来ている人が沢山いて、働いてからローンを返すシステムになっていますが… 仕事が無いので返せないんですって! 返せない人がいるのに、どうして3000ポンドの学費を9000ポンドまで引き上げるんでしょうか? 仕事のある人からお金を取れるようにするとも見れますが、M君と私は、政府が格差社会にしようとしているのかなぁ…って、思います。… 後、留学生の数を減らそうとしていることも分かります。 ロンドンでは学生デモも過激になっちゃって… デモは良いけど、暴力はだめです!!  財源がないのは良く分かるんですが… 3倍に引き上げるって言うのが、問題ありだと思います。) - そう、こんなお金は今のうちらにありませんから…子供ちゃんを持つことは無理なのであります。 


ペンギン: 「もぉー、分かってないねぇ… 欲しいとは思うよ・・・結婚していたら、M君と私の子が欲しいなって思うよー。、欲しいとは思うけど…そんなに簡単に子供を作れるなんて思ってないから…  お仕事が先です。」

心配してくれてるのは分かりますが… 私は10代ではありません。社会経験少ないけど、自分のことは良く分かっておりますよー。 

スウェーデンのような社会なら、子供を産みやすいんでしょうね。 少子化の問題にも直面してないと思いますよ。 それに、幼稚園から大学院まで学費は全て無料ですから・・・ ただ、大学の数が少ないし、大学に進む人も限られているそうです。 ドイツなんて10歳で自分の将来を決めないといけないってドイツ人のJ先生から話を聞いて・・・うーん、それもおかしいなって思いました。10歳で何が決められるって言うんですか??…J先生はその制度に反対だそうですが… 今までそれで来ているので…なかなか伝統を変えることは難しいようですね。

出来れば良い教育を付けてあげたいって思うのは親なら誰でも思うけど…  イギリスは格差がどんどん広がりつつあります。

ああ、どうして子供の話が私の中で急浮上したかというと・・・  この前、診療医のところに行って、色々婦人科系の問題について聞いてきたんです。 私はまだですが…更年期障害についても話を聞いてきました。 まだ早いやん!って思っている人いますか? イギリス人は40代でなる人がいるんですって。 先生に血圧等を調べてもらって、「妊娠・出産を希望するんなら42歳までだね!」 って言われてしまって・・・  勿論、先生は私たちが子供を作らないということを前提で話を進めていたんですけどね…   その年齢を聞くと・・ 「はぁああ・・・あと3年やん!」って思ったり・・・ だからって、子供を作ろうとは思ってませんから… 今の段階では無理! M君はまだ若いんですけどね… 私の年齢がかなり上なもので・・・

うちの母は早とちりし過ぎ!! M君に話すと・・・「それよりこれから別居しちゃうんですから…どうやって作るねん!!」  って二人で大笑いしてしまいました。 ほほほ・・・   

その後…M君は図書館に行ってしまいました。 何も言いませんけど、私に時間をくれているんですよ。 彼がいると、パッキングが出来ないし… 彼もパッキング作業は見たくないでしょうから… 今度は一人で帰るパッキングですからね…。  だからやり始めました。 嫌な作業だけど、やらないと片付かないし… 帰国する日は確実に近づいてきますからね… スーツケースは大きいんですけど、やっぱり、あれもこれも・・・って思うと、スペースは狭く感じます。思い切って処分しなきゃ… 火曜日にチャリティーショップの人が取りに来てくれるので… その後、大掃除します。

あと、壁にかけていた私の博士号も外しまして、二人の結婚式の時の写真に入れ替えておきました。 額のままもって帰れませんから、額はまた日本で買うことにします。 はぁ・・・ これを持って帰るということは、私の基盤が日本に移ることになります。今までこれを持って帰ったこと一度もありませんでした。だって、私の家はM君とのお部屋だとずっと思っていたのですから・・・

M君は浮気をするような人じゃなんですが  何が心配かというと、ちゃんとしたものを食べるかどうか・・・ それだけです! 「男の人はあまり作らないよ!」って友達に言われたんですけど… 宅配ピザばかり食べてたら、身体に悪いですからねぇ…  (ウプサラの18日間ホテル住まいでも、食べ物が我慢できなくなってきたんです。 朝食は付いているけど、ホテル内にレストランが無いし、ホテルの近くに食べる場所もありませんでした。なので・・・スーパーに行って、お惣菜みたいなのを買ってきて食べていましたが… 私にはちょっと耐えられませんでしたね。 自分で作るスペースがあれば、スウェーデンでもどこでも住めますが・・・)  M君もお昼を大学で食べてくれれば、少し野菜を食べれるかなぁ…

さて、ブログをしていると、色々な人からメッセージを頂けます。本当に有難うございます。「ペンギンの日本漂流記」に変えて、これからも色々私が肌で感じたこと等を綴っていけたら良いなって思ってます。 ブログに記事を書くとなると、私も色々活動するようになりますし… 誰かが読んでくれているって思うと、書きたくなるし…

日本で早くネットに接続しなきゃ… 調べ始めたんですけど…いまいちよくわかりません。Wimax ってなんですか? M君とスカイプを使いたいんですよね。 そしたら、モバイルデータ通信っていうので動画も問題なく見れるんでしょうか? 困ったなぁ…  モバイルにしたら、私が動くところどころでネットにつなげられるっていうことですよね。 いまいち分かりません。